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ブログ : 院長ブログ 2ページ目
ドイツ式の入れ歯・コーヌステレスコープとレジリエンツテレスコープ義歯
コーヌステレスコープ義歯の特徴は?
二重冠構造のはめ込み式の入れ歯です。
入れ歯をはめ込んだら、もう義歯は動きません。
レジリエンツテレスコープ義歯の特徴は?
数が少なくなってしまった自分の歯を守りながら、有効活用します。
歯は義歯の横揺れを抑制します。
ドイツ式の入れ歯はぴったりとお口の中に固定されます。
・なんでも食べられる
・しゃべりやすい
・誰にも入れ歯だと気づかれない
・衛生的(取り外して洗えるので)
・長持ちする(修理しながらでもずっと使える)
といったメリットがあります。
入れ歯の技術が最も進んでいるドイツ式の部分入れ歯の技術です。
What is the characteristic of Konus Telescope denture?
It is a double crown structure with a telescopic denture.
Once the denture is set in, the denture will not move anymore.
What is the characteristic of Resilienz Telescope denture?
The denture will effectively utilize the teeth while protecting the remaining teeth.
The tooth suppresses the roll of the denture.
The German style denture is fixed in the mouth perfectly.
・You can eat anything
・Easy to talk
・No one noticed that it is denture
・Hygienic (You remove it and can wash it)
・Last a long time (usable all the time even when repairing it)
There is such a merit.
Denture technology is the most advanced German partial denture technology.
日本総合口腔医療学会セミナー講演 2018/02/12 大井町
第15回 日本総合口腔医療学会学術セミナーにて、歯周病の講演をさせていただきました。
本学会は、医師・歯科医師・獣医師が口腔から全身の健康について語り合う有意義な学会です。
今回は当院の歯科衛生士が講師としてデビューを果たしました。
日々、行っている治療について
器具の取り扱い方・注意点・症例
などのお話をしました。
医師・獣医師の先生にしっかりと考えを話す歯科衛生士の姿に感動し、
皆さまからも、とても良い反響を頂くことができたので、うれしかったです。
これからも日々、研鑽を積み重ね続けたいと思います。
ありがとうございました。
外れないドイツの入れ歯・リーゲルテレスコープ義歯_神奈川・藤沢・辻堂・鎌倉のあらやしき歯科医院
Riegel Telescopic denture is a denture that cannot come off_外れない入れ歯・リーゲルテレスコープ義歯
リーゲルテレスコープ義歯の特徴は?
リーゲルテレスコープ義歯には鍵になるレバーが付いています。
入れ歯を入れて鍵を掛けたら、もう義歯は動きません。
ぴったりとお口の中に固定されます。
・なんでも食べられる
・しゃべりやすい
・誰にも入れ歯だと気づかれない
・衛生的(取り外して洗えるので)
・長持ちする(修理しながらでもずっと使える)
といったメリットがあります。
入れ歯の技術が最も進んでいるドイツ式の部分入れ歯の技術です。
What is the characteristic of Riegel Telescope denture?
Riegel Telescope denture has a key lever.
Put denture and lock it, the denture will not move anymore.
・You can eat anything
・Easy to talk
・No one noticed that it is denture
・Hygienic (You remove it and can wash it)
・Last a long time (usable all the time even when repairing it)
There is such a merit.
Denture technology is the most advanced German partial denture technology.
かみ合わせの治療に重要な実習に参加しました
IPSG実習/シークエンシャル咬合ワックスアップ
7月最終週の週末に、オーストリア咬合学に基づく咬合(咬み合わせ)理論を学ぶ実習に参加してきました。
咬合理論について深く学び探究することが、歯の咬み合せを治療するために、大変重要です。。
今回の講師は、榊原 功二 先生。
榊原先生は、シークエンシャルオクルージョンという咬み合せ理論の開祖、ウィーン大学教授のルドルフ・スラビチェック博士に師事し、ヨーロッパで活躍していた技工士です。
主に噛んで上下のストップになる部位、顎が運動したときに接触・誘導する部位、一歯ずつの役割やおのおの歯の形態の意味などを考慮しながら、ワックスを盛足して歯を作り上げます。
正しい咬合を付与する方法みついて、模範を示しながら具体的にご教示していただき、知識のさらなる向上とインスピレーションをいただきました。
今回の実習で得られた知識やテクニックを皆様に還元できるよう、継続は力なりでがんばって参ります。
ありがとうございました。
7月最終週の週末に、オーストリア咬合学に基づく咬合(咬み合わせ)理論を学ぶ実習に参加してきました。
咬合理論について深く学び探究することが、歯の咬み合せを治療するために、大変重要です。。
今回の講師は、榊原 功二 先生。
榊原先生は、シークエンシャルオクルージョンという咬み合せ理論の開祖、ウィーン大学教授のルドルフ・スラビチェック博士に師事し、ヨーロッパで活躍していた技工士です。
主に噛んで上下のストップになる部位、顎が運動したときに接触・誘導する部位、一歯ずつの役割やおのおの歯の形態の意味などを考慮しながら、ワックスを盛足して歯を作り上げます。
正しい咬合を付与する方法みついて、模範を示しながら具体的にご教示していただき、知識のさらなる向上とインスピレーションをいただきました。
今回の実習で得られた知識やテクニックを皆様に還元できるよう、継続は力なりでがんばって参ります。
ありがとうございました。
日本総合口腔医療学会学術セミナーにて教育講演をしました 2017/07/02 大井町
第14回 日本総合口腔医療学会学術セミナーにて、教育講演をさせていただきました。
本学会は、医師・歯科医師・獣医師が口腔から全身の健康について語り合う有意義な学会です。
今回の教育講演は、
『歯周病の基礎と治療の要点』ということで
・歯周病の基礎的な解剖・組織について
・バイオフィルムと細菌感染について
・歯周病が全身のさまざまな疾患に影響を及ぼしていることについて
・スケーリング・ルートプレーニングの基本的な手技について
などのお話をしました。
医師・獣医師の先生と歯周病の基礎的な知識を共有し、とても良い反響を頂くことができたので、うれしかったです。
これからも日々、研鑽を積み重ね続けたいと思います。
ありがとうございました。
日本顎咬合学会で学会発表しました 2017/06/10 有楽町
第35回 日本顎咬合学会会学術大会にて、症例発表をさせていただきました。
今回の発表は、症例を通して
・短絡的で局所的な補綴治療の危険性
・咬合分析に基づく術前の診査診断、治療計画が口腔環境の長期維持安定にとって重要
・口腔環境の長期維持安定にコーヌステレスコープが有効
といったことについて発表させていただきました。
今後も学会発表できるように根拠のある診査診断と治療結果を日々、積み重ねて行きたいと思います。
ありがとうございました。
よく噛める、見た目がキレイ、痛くない、藤沢でおススメの入れ歯専門治療
パッと見て、どこが入れ歯か?…すぐにわかりますか?
リーゲルテレスコープやコーヌステレスコープといった、ドイツ式の入れ歯を使っています。
このように、器具を使って無理やり、目いっぱいお口を広げている状態では、
目を凝らしてよーく観察すれば「ここが入れ歯なんだなぁ」ということが、わかるかもしれません。
しかし、普段、他の人の目に触れる部分はここだけです。
入れ歯を使用していることなど、まったくわかりませんね?
“いわゆる日本で一般的に使われている入れ歯”だと、
この見える範囲に入れ歯を引っかける金属のバネが見えてしまいます。
「この人、入れ歯なんだなぁ」ということがすぐにわかってしまうのです。
やっぱり、きれいな歯で自信を持って微笑むと、とても感じが良いものですね。
健康の観点からも、整ったしっかりと噛める入れ歯には、とても大きなメリットがあります。
なぜ、テレスコープ義歯できれいにしたほうが良いの?
1. きれいな見た目によって笑顔に自信を持ち、精神的な健康をサポートします。
歯を見せて笑うと「好感が持てる」「親近感がわく」などの好評価が得られやすくなります。
笑顔には、社会的に大きな役割を担う効果があります。
歯を見せない笑顔は「心から笑っていない」と、受け取られる場合があります。
2. 入れ歯ががっちりと固定されるので、しっかりと噛めるようになります。
また、入れ歯がずれる事が無いので、噛んでも痛くない入れ歯となり、
気兼ねなく美味しい食事を楽しむことができます。
合わない入れ歯で、柔らかい炭水化物中心の食生活はキケンです。
満腹感が得られても、体に必要な栄養は全然足りない食事になってしまいます。
噛めて痛くない入れ歯で、バランスのとれた健康的な食生活を送れるようになることは、
健康寿命を永く保つためのとても重要な要素です。
3. かみ合わせを改善することで、機能的に歯が壊れにくくなったり、
入れ歯で歯を固定するので、大切な歯を失うリスクを軽減できたりします。
4. 元々、残っている歯を守り、壊れにくい入れ歯です。
もし、将来どこかの歯を失う事になってしまったとしても、
従来の入れ歯のように一から作り変えることはありません。
修理・修正することで、ずっと永く使っていくことができます。
ドイツ式の入れ歯なんて・・・すでに多くの方が、明るい笑顔と楽しい食事時間を取り戻しています。
まだまだ日本では、残念ながら部分入れ歯は噛めるようにならないもの、
総入れ歯になるまでのつなぎのものと思われています。
それでも、ドイツ式の高度な技術を駆使した入れ歯・テレスコープ義歯は
従来の部分入れ歯の概念を覆します。
残っている自分の歯を保護し、しっかりと噛むことができるようにするには、
テレスコープ義歯でしか解決できない場合がたくさんあります。
入れ歯が悪いと……かみ合わせがうまくいかないことで様々な問題の原因となり……健康を大きく害することさえあります。
すでに多くの方が、素敵な笑顔と快適で豊かな食生活を取り戻しています。
当院では、よく噛める、見た目がキレイで痛くないテレスコープシステムによる快適な入れ歯治療を行っています。
精神的・機能的な健康のために、まずは相談の予約をすることが大切です。
リーゲルテレスコープやコーヌステレスコープといった、ドイツ式の入れ歯を使っています。
このように、器具を使って無理やり、目いっぱいお口を広げている状態では、
目を凝らしてよーく観察すれば「ここが入れ歯なんだなぁ」ということが、わかるかもしれません。
しかし、普段、他の人の目に触れる部分はここだけです。
入れ歯を使用していることなど、まったくわかりませんね?
“いわゆる日本で一般的に使われている入れ歯”だと、
この見える範囲に入れ歯を引っかける金属のバネが見えてしまいます。
「この人、入れ歯なんだなぁ」ということがすぐにわかってしまうのです。
やっぱり、きれいな歯で自信を持って微笑むと、とても感じが良いものですね。
健康の観点からも、整ったしっかりと噛める入れ歯には、とても大きなメリットがあります。
なぜ、テレスコープ義歯できれいにしたほうが良いの?
1. きれいな見た目によって笑顔に自信を持ち、精神的な健康をサポートします。
歯を見せて笑うと「好感が持てる」「親近感がわく」などの好評価が得られやすくなります。
笑顔には、社会的に大きな役割を担う効果があります。
歯を見せない笑顔は「心から笑っていない」と、受け取られる場合があります。
2. 入れ歯ががっちりと固定されるので、しっかりと噛めるようになります。
また、入れ歯がずれる事が無いので、噛んでも痛くない入れ歯となり、
気兼ねなく美味しい食事を楽しむことができます。
合わない入れ歯で、柔らかい炭水化物中心の食生活はキケンです。
満腹感が得られても、体に必要な栄養は全然足りない食事になってしまいます。
噛めて痛くない入れ歯で、バランスのとれた健康的な食生活を送れるようになることは、
健康寿命を永く保つためのとても重要な要素です。
3. かみ合わせを改善することで、機能的に歯が壊れにくくなったり、
入れ歯で歯を固定するので、大切な歯を失うリスクを軽減できたりします。
4. 元々、残っている歯を守り、壊れにくい入れ歯です。
もし、将来どこかの歯を失う事になってしまったとしても、
従来の入れ歯のように一から作り変えることはありません。
修理・修正することで、ずっと永く使っていくことができます。
ドイツ式の入れ歯なんて・・・すでに多くの方が、明るい笑顔と楽しい食事時間を取り戻しています。
まだまだ日本では、残念ながら部分入れ歯は噛めるようにならないもの、
総入れ歯になるまでのつなぎのものと思われています。
それでも、ドイツ式の高度な技術を駆使した入れ歯・テレスコープ義歯は
従来の部分入れ歯の概念を覆します。
残っている自分の歯を保護し、しっかりと噛むことができるようにするには、
テレスコープ義歯でしか解決できない場合がたくさんあります。
入れ歯が悪いと……かみ合わせがうまくいかないことで様々な問題の原因となり……健康を大きく害することさえあります。
すでに多くの方が、素敵な笑顔と快適で豊かな食生活を取り戻しています。
当院では、よく噛める、見た目がキレイで痛くないテレスコープシステムによる快適な入れ歯治療を行っています。
精神的・機能的な健康のために、まずは相談の予約をすることが大切です。
リーゲルテレスコープ義歯について About Riegel Telescope Denture
最近なんだか
・左右両方の奥歯で噛みしめられない
・半年前に比べて固いものが噛めなくなった
そのように感じている方の様々な入れ歯のお悩みを解決します。
自分の歯を土台にして、そこに鍵をかけることで入れ歯を維持します。
見た目にも美しく、噛む機能にも優れているドイツで生まれた技術です。
※『どのような入れ歯を使用するか?』は重要です。
そしてさらに
『どのような噛み合せ機能を再構築するか?』がとても重要です。
Recently
・Can not be caught by both left and right back teeth
・Compared with half a year ago, I could not bite a hard one
This method solves the troubles of various dentures of those who feel that way.
This method uses your own teeth as the foundation and keeps the dental teeth by locking it there.
It is a technology developed in Germany which is aesthetically beautiful and also excellent in function.
※『What kind of denture is to be used?』 is important.
And
『What kind of occlusion should be reconstructed?』 is very important.
What's Riegel telescope denture ? リーゲルテレスコープ義歯とは
片側のリーゲルテレスコープ義歯の場合はどんな入れ歯になるの?
What happens to the Riegel telescopic prosthesis of the unilateral distal-extended ?
冷たい水で歯がしみる!歯磨きしすぎで歯が削れる?
最近なんだか
・冷たい水が歯にしみる
・歯茎の境目あたりの歯が欠けてきた
虫歯かも???と思って、歯科医院に行ったら
「むし歯ではありません。歯の磨き過ぎで、歯が削れてしまっていますよ」と、
先生や歯科衛生士に言われた。という人、意外とまだまだ多いようです。
だけど、ちょっと待って、冷静に考えてみましょう。
実験データでは、“歯ブラシだけでは歯が削れることはなかったが、歯磨剤(歯磨き粉)によって、歯が削れた”という研究結果があります*。
しかし、これは抜いた歯を研究室で試験した結果です。お口の中でのデータではありません。
「歯の表面のエナメル質は体の中で一番硬い組織だけど、根っこの組織は軟らかいので、どんどん歯は削られ、神経を刺激する知覚過敏を引き起こし、最終的には歯が折れてしまこともあります」なんて説明されても、、、
いやいや
歯のまわりには、歯の根っこの部分よりもっと柔らかい組織があるじゃないですか?
軟らかい歯肉・歯ぐきは削れずに、歯だけが削れますか?
歯磨きで歯が削れるのだとしたら、
歯ブラシの形・幅で、歯も歯ぐきも削れそうじゃないですか?
実際に歯磨きし過ぎ・強く磨き過ぎの方は、歯が傷つく前に、歯ぐきの表面の一部が白く薄皮がめくれて赤くなった感じで、「歯ぐきが痛い」と言って来院されます。
じゃあなんで、歯と歯ぐきの境目が削れて、歯がしみるのか?
それは、噛み合わせの力のバランスが悪いからです。
前歯は噛む力が大きく掛かりすぎることで、
奥歯は横に動かしたときに上下の歯が強く接触することで、
歯に無理な力が掛かり、たわみが発生し、構造的に脆いエナメル質と象牙質の境目・歯冠と歯根の境目(視覚的には歯と歯ぐきの境目)付近の歯質が細かくはがれ・欠けていってしまいます。
歯の表面が欠けて内側部分が露出すると、冷たいものがしみる・歯ブラシが当たると痛いなどの知覚過敏の症状が出てくる可能性が高くなります。
昔は、誤ったブラッシング方法・強すぎるブラッシング圧が原因で発生すると言われていましたが、ブラッシングの影響を受けない部位、歯磨きの習慣のない人や動物などにも、歯と歯ぐきの境目が削れる現象が生じることが確認されています**。現在は、歯磨きが原因であるとする考え方ではなく、咬み合わせの力のバランスが悪いことが主な原因だと考えられています。
しみるのを抑える対症療法と共に、根本的な問題である『咬み合わせ』についても詳しく調べたほうが良いでしょう。
・冷たい水が歯にしみる
・歯茎の境目あたりの歯が欠けてきた
虫歯かも???と思って、歯科医院に行ったら
「むし歯ではありません。歯の磨き過ぎで、歯が削れてしまっていますよ」と、
先生や歯科衛生士に言われた。という人、意外とまだまだ多いようです。
だけど、ちょっと待って、冷静に考えてみましょう。
実験データでは、“歯ブラシだけでは歯が削れることはなかったが、歯磨剤(歯磨き粉)によって、歯が削れた”という研究結果があります*。
しかし、これは抜いた歯を研究室で試験した結果です。お口の中でのデータではありません。
「歯の表面のエナメル質は体の中で一番硬い組織だけど、根っこの組織は軟らかいので、どんどん歯は削られ、神経を刺激する知覚過敏を引き起こし、最終的には歯が折れてしまこともあります」なんて説明されても、、、
いやいや
歯のまわりには、歯の根っこの部分よりもっと柔らかい組織があるじゃないですか?
軟らかい歯肉・歯ぐきは削れずに、歯だけが削れますか?
歯磨きで歯が削れるのだとしたら、
歯ブラシの形・幅で、歯も歯ぐきも削れそうじゃないですか?
実際に歯磨きし過ぎ・強く磨き過ぎの方は、歯が傷つく前に、歯ぐきの表面の一部が白く薄皮がめくれて赤くなった感じで、「歯ぐきが痛い」と言って来院されます。
じゃあなんで、歯と歯ぐきの境目が削れて、歯がしみるのか?
それは、噛み合わせの力のバランスが悪いからです。
前歯は噛む力が大きく掛かりすぎることで、
奥歯は横に動かしたときに上下の歯が強く接触することで、
歯に無理な力が掛かり、たわみが発生し、構造的に脆いエナメル質と象牙質の境目・歯冠と歯根の境目(視覚的には歯と歯ぐきの境目)付近の歯質が細かくはがれ・欠けていってしまいます。
歯の表面が欠けて内側部分が露出すると、冷たいものがしみる・歯ブラシが当たると痛いなどの知覚過敏の症状が出てくる可能性が高くなります。
昔は、誤ったブラッシング方法・強すぎるブラッシング圧が原因で発生すると言われていましたが、ブラッシングの影響を受けない部位、歯磨きの習慣のない人や動物などにも、歯と歯ぐきの境目が削れる現象が生じることが確認されています**。現在は、歯磨きが原因であるとする考え方ではなく、咬み合わせの力のバランスが悪いことが主な原因だと考えられています。
しみるのを抑える対症療法と共に、根本的な問題である『咬み合わせ』についても詳しく調べたほうが良いでしょう。
*新井高, et al. "歯磨剤の磨耗性について." 日本歯周病学会会誌 18.2 (1976): 289-314.
**大槻昌幸, 猪越重久, and 高津寿夫. "Abfraction: クサビ状欠損に対する新しい考え方." 接着歯学 12.3 (1994): 182-187.
**大槻昌幸, 猪越重久, and 高津寿夫. "Abfraction: クサビ状欠損に対する新しい考え方." 接着歯学 12.3 (1994): 182-187.
冷たい水で歯がしみる!歯磨きしすぎで歯が削れる?の続きを読む
神奈川摂食嚥下リハビリテーション研究会 第20回記念大会 in 海老名
神奈川摂食嚥下リハビリテーション研究会の講演に参加しました。
若林秀隆先生の「嚥下とADLだけを注目しがちだが、咬合・嚥下・栄養・ADLが重要。咬合支持がないと嚥下機能が低下する」という言葉が印象的でした。
他の講演も自分には新鮮で興味深い内容でした。
終末期においても、認知症でも
「最後まで食べたい。(普段は口から栄養を摂取していない状況でも)
・訪問してくれた友人をもてなしたいから、ビールを一緒に。
・郷土料理をもう一度食べたい」
食べる事が生きること。という強い思いがある。
というお話もありました。
内容としては、食形態と食事支援の話がほとんどだったので、ここにIPSGの嚥下リハビリメソッドが加わったら、患者さんも医療従事者も楽になるだろうなぁ。と、感じました。
歯科医師による咀嚼機能回復・嚥下運動筋肉機能回復は、今後さらに重要であると実感しました。
そして、そのようなライフステージになる前から、普段から、口腔衛生・咀嚼機能維持・口腔周囲筋機能訓練をしっかりと習慣づけておくことが不可欠であると思います。
その後、海老名で評判の蕎麦屋さんに寄りました。天せいろ美味しかったです
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