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ブログ : 院長ブログ 5ページ目
ドイツの最先端歯科医療
カボデンタルシステムズ/ KaVo Dental Systemsドイツ本社のH.W.ラング(Hans Walter Lang)氏の講演
H.W.ラング氏は、かみ合わせ治療に欠かせないカボの咬合器(プロターevo)やアルクスディグマ2などのプロターシステム開発者です。今回ラング氏は、大阪と東京のカボジャパンで講演するために来日していましたが、その合間にIPSG研修室で講演してくれました。IPSG代表の稲葉先生とラング氏は、20年以上の付き合いがある旧知の仲です。稲葉先生はプロター咬合器の開発にも携わっていて、稲葉先生が書いた最初のプロター咬合器のマニュアルを見せていただきました。そんな稲葉先生のはからいで、今回特別にIPSGV.I.P.メンバーのためだけの貴重な講演会を開いていただきました。
(IPSG/包括歯科医療研究会については あらやしき歯科医院開院までの道のり 及び 休診日(木)の過ごし方 -IPSGと私- を参照してください)
今回のラング氏の来日目的は、これから世に送り出される『バーチャルアーティキュレーター』という次世代の咬合器の解説のためです。
『バーチャルアーティキュレーター』は、あごの運動の記録と模型データをもとに、患者さんのかみ合わせを3次元データで正確に再現します。咬み合わせの再現性がより正確に、視覚的にわかりやすくなり、より良いかぶせもの・詰めものができるようになっていくことでしょう。
期待の新技術・仮想咬合器モジュールについて説明していただきました。
とても有意義な研修会でした。今回の得たものを多くの患者さんに還元できるように頑張りたいと思います。
そして、研修会の後は懇親会。ラング氏の車はマツダでカメラはニコンなど、日本製品が好きなことなどを話していただいたり、所有するプレジャーボートを見せてもらったり、とても楽しく、あっという間に時間が過ぎました。
ドイツの歯科医療と生活に少しだけ触れることができた貴重な一日でした。
H.W.ラング氏は、かみ合わせ治療に欠かせないカボの咬合器(プロターevo)やアルクスディグマ2などのプロターシステム開発者です。今回ラング氏は、大阪と東京のカボジャパンで講演するために来日していましたが、その合間にIPSG研修室で講演してくれました。IPSG代表の稲葉先生とラング氏は、20年以上の付き合いがある旧知の仲です。稲葉先生はプロター咬合器の開発にも携わっていて、稲葉先生が書いた最初のプロター咬合器のマニュアルを見せていただきました。そんな稲葉先生のはからいで、今回特別にIPSGV.I.P.メンバーのためだけの貴重な講演会を開いていただきました。
(IPSG/包括歯科医療研究会については あらやしき歯科医院開院までの道のり 及び 休診日(木)の過ごし方 -IPSGと私- を参照してください)
今回のラング氏の来日目的は、これから世に送り出される『バーチャルアーティキュレーター』という次世代の咬合器の解説のためです。
『バーチャルアーティキュレーター』は、あごの運動の記録と模型データをもとに、患者さんのかみ合わせを3次元データで正確に再現します。咬み合わせの再現性がより正確に、視覚的にわかりやすくなり、より良いかぶせもの・詰めものができるようになっていくことでしょう。
期待の新技術・仮想咬合器モジュールについて説明していただきました。
とても有意義な研修会でした。今回の得たものを多くの患者さんに還元できるように頑張りたいと思います。
そして、研修会の後は懇親会。ラング氏の車はマツダでカメラはニコンなど、日本製品が好きなことなどを話していただいたり、所有するプレジャーボートを見せてもらったり、とても楽しく、あっという間に時間が過ぎました。
ドイツの歯科医療と生活に少しだけ触れることができた貴重な一日でした。
真の健康を手に入れ、維持するための4つの要素
健康の保持・増進に欠かせない基本要素は「栄養」「運動」「休養」と「歯の健康」です
あなたの考える「健康」とはどのようなものでしょうか?
WHO(世界保健機関)の健康の定義は「健康とは単に病気や虚弱ではないということだけではなく、身体、精神及び社会的に良好な状態を指す」です。どうやら健康という言葉には「病気か?病気じゃないか?ということもあるけれど、家族、職場・学校などコミュニティーの人間関係が良好で、精神的に安定していて、日常生活を営むために必要な体力が十分にある」という意味も含まれているようです。
そこで日本では、
国民の健康の増進を形成する基本要素となる
1. 栄養 2. 運動 3. 休養 4. 飲酒 5. 喫煙 6. 歯の健康
に関する生活習慣の改善が重要である。(健康日本21)
としています。
4.と5.お酒とタバコは嗜好品です。関係ない人も多いので、今回は全員が共通して取り組まなければならない「栄養」「運動」「休養」と「歯の健康」にフォーカスしたいと思います。
栄養・食生活
「栄養」というと栄養失調を思い描くかもしれませんが、現代社会で問題になっているのは、カロリーの過剰摂取・偏食傾向による低栄養です。
子どもの健やかな発育は、子どもの適正体重を維持するために、朝・昼・夕の3食を必ず食べることに気をつけて食事をする、共食・子どもが1人で食事をする機会をなくす、といった生活習慣の獲得が重要です。生活機能(生きる力)を獲得し自立するためには、リズムを身につけることが肝要です。
高齢期の適切な栄養は、生活の質の向上と身体機能を維持し生活機能の自立を確保する上で、極めて重要です。高齢者の低栄養が、要介護及び総死亡に対する独立したリスク要因となっています。したがって、高齢者の低栄養状態を予防・改善し、適切な栄養状態を確保することができれば、健康余命の延伸が期待できます。今後必要となる低栄養対策としては、まず、高齢期に不足しがちなタンパク質や脂質は十分に摂り、多様な食品摂取に留意することといった、高齢期の正しい食のあり方を実践しなければなりません。
運動・身体活動
身体活動量・運動量の多い人は、不活発な人と比較して、循環器疾患やがんなどの生活習慣病の発症リスクが低いことがわかっています。WHOでは、高血圧(13%)、喫煙(9%)、高血糖(6%)に次いで、身体不活動(6%)を全世界の死亡に対する危険因子の第4位に上げています。日本では、身体活動・運動の不足は「喫煙」、「高血圧」に次いで生活習慣病による死亡の3番目の危険因子です。また、身体活動・運動は生活習慣病の発症予防だけでなく、高齢者の認知機能や運動器機能の低下などの社会生活機能の低下と関係することもわかってきました。
子どもは、運動やスポーツ習慣といった健やかな生活習慣を幼少時から身につけ、生活習慣病予防の基盤を固め、生涯にわたって健康な生活習慣を継続できるようにしましょう。
高齢者も運動・スポーツ習慣を身につけ、維持することが理想です。理想だけどむずかしい…そこで、歩行(歩数・速度)に注目しましょう。
歩数は、比較的活発な身体活動の客観的な指標となります。歩数の不足や減少は、肥満や生活習慣病発症の危険因子であるだけでなく、高齢者の自立度低下や虚弱の危険因子であるなど、最も懸念すべき問題なので、早急に重点的な対策を実施する必要があるます。生活習慣病予防のために1日8,000 歩~10,000 歩(週23 メッツ・時*)以上の身体活動を行いましょう。
歩行速度が速い高齢者ほど生活機能を維持しやすく余命も長いことが知られています。歩
行速度は要介護状態に対する予知因子ともいえる機能です。歩く速度があるレベルよりも低下してしまうと、日常生活に不自由が生じ始めます。
このような運動・身体活動を抑制してしまう因子として、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)が問題視されています。
ロコモティブシンドローム(運動器症候群)とは、運動器の障害のために自立度が低下し、介護が必要となる危険性の高い状態をいいます。
休養
休養は、こころの健康を保ち、心身の疲労の回復と充実した人生をすごすための重要な要素の一つです。健康づくりのための休養には、「休む」ことと「養う」ことの二つの機能が含まれています。
「休」の要素は、主に、労働や活動などによって生じた心身の疲労を、安静や睡眠などで解消することで、疲労からの回復を図り、元の活力を持った状態に戻し、健康を保持するものです。一方「養」の要素は、明日に向かって英気を養うと言うように、主体的に自らの身体的、精神的、社会的な機能を高めることで、健康の潜在能力を高め、健康増進を促進するものです。つまり、健康づくりのための休養は、ただ単に身体を休めるというだけでなく、受動的な「休」の要素と能動的な「養」の要素から成る意味合いの広いものです。
睡眠不足は、疲労感をもたらし、情緒を不安定にし、適切な判断力を鈍らせ、事故のリスクを高めるなど、生活の質に大きく影響します。また、睡眠障害はこころの病気の一症状としてあらわれることも多く、再発や再燃リスクも高めます。さらには、睡眠不足や睡眠障害が肥満、高血圧、糖尿病の発症・悪化要因であること、心疾患や脳血管障害を引き起こし、ひいては死亡率の上昇をもたらすことも知られています。
歯・口腔の健康
なぜ、健康日本21では「歯の健康」を重要な要素に挙げていると思いますか?
歯・口腔の健康は、口から食べる喜び、話す楽しみを保つためにとても重要で、身体的な健康のみならず、精神的、社会的な健康にも大きく寄与します。歯の喪失による咀嚼機能や構音機能の低下は多面的な影響によって、最終的に生活の質に大きく関連します。
なぜなら、栄養・運動・休養は、歯の健康があってこそ、良好な状態を保てるからです。
栄養:口の中の状況が悪かったら、いくら内科医・管理栄養士の栄養指導を受けたとしても、十分に実行できません。歯並びが悪い・歯の本数が少ない・入れ歯が合わない・虫歯が痛いなど、しっかり噛めない・咀嚼できない状態だと、固い・食べ応えのある食品を避けて軟らかい食品に偏ってしまいます。(歯から予防するタンパク質低栄養とサルコペニア肥満参照)
咀嚼は、食べ物を細かく噛み砕き、唾液とよく混ぜ合わせます。唾液にはアミラーゼという消化酵素、免疫物質(IgA)や抗菌物質(リゾチームなど)が含まれています。でんぷんの分解・消化を助け、上気道感染や食中毒などから体を守る役割も果たしています。
ほとんど噛まずに食べられる炭水化物中心の食事で、栄養バランスが崩れていませんか?また、しっかり食事をとっているようでも、十分に咀嚼できずに丸飲み状態では、胃腸に大きな負担をかけ、免疫力にも影響します。
咀嚼機能をはじめとする口腔機能は、生涯を通じて健やかな日常生活を送る上で、大きな役割を果たします。
運動:顎関節症で顎運動・咀嚼運動がきちんと行えない。ということもありますが、歯、特に下顎は、平衡感覚に関係します。わずかな咬み合わせのずれで首の筋肉のバランスが悪くなり、それに伴って身体の左右バランスも悪くなります。運動を行う上で基本となる頭部の位置固定が不安定になってしまいます。しっかり噛めなければ、食いしばって力を発揮することができません。
口の周りの筋肉の発達や正しい舌の運動は、発音・構音、顔の表情を整える、あるいは飲み込む機能を維持するために重要です。口の周囲の筋肉機能の低下は、口呼吸による免疫力の低下や誤嚥性肺炎のリスクを高めます。
また、歯周病は、ガン・心疾患・脳血管疾患・糖尿病…様々な生活習慣病を引き起こします。病気になれば運動どころではありません。さらには、関節リウマチを引き起こす原因のひとつになることがわかっています。関節リウマチになれば、運動機能を正常に保つことが困難になります。
休養:“歯が痛くて眠れない!”となれば、十分な睡眠・休養は望めません。あるいは、十分睡眠時間をとっているつもりでも、睡眠時無呼吸症候群で深い睡眠がとれず、休養になっていない。ということもあります。
脳内のお口の感覚や運動をつかさどる部分は、とても広い範囲を占めています。噛むこと・味わうことは、視覚(食卓の彩り)、嗅覚(香り)や会話などと共に脳の活性化につながります。咀嚼運動は、呼吸や歩行と同じ、代表的なリズム活動です。リズム活動によって、脳内にセロトニンという神経伝達物質が増えると、過度な興奮や不安を鎮めてストレスが緩和・解消され、安定した日中活動の支えになります。興奮した子どもを落ち着かせるには、リズム運動が効果的ですね。また、常に大きなプレッシャーを抱えるアスリートがガムを噛むという行為は、理にかなったストレスに打ち勝つための方策ですね。噛むこと・歯ぎしりは、ストレス対策に重要な役割を果たしています。
このように、歯・口腔の健康は、健康で質の高い生活を営む上で基礎的かつ重要な役割を果たしているのです。
「歯と口腔の健康」を軽視・ないがしろにしてしまっては、いくら「栄養・運動・休養」その他のどんな健康法に力を注いでも、目指す「健康」は遠のくばかりになってしまいかねません。
「サプリを飲んでいるから大丈夫」「走っているから大丈夫」「十分寝てるから大丈夫」本当にそうでしょうか?何か一つでは不十分です。全体のバランス、特に見過ごしがちな「歯の健康」が重要です。
健康増進に向けて、歯とお口の状態は常に変化しているということを考慮しつつ、そのときの状態に最適なケアを行うように心がけましょう。
メッツ・時*(健康づくりのための運動指針2006より抜粋)
身体活動の強さと量を表す単位として、身体活動の強さについては「メッツ」を用い、身体活動の量については「メッツ・時」を「エクササイズ」と呼ぶこととしました。
(1)「メッツ」(強さの単位)
身体活動の強さを、安静時の何倍に相当するかで表す単位で、座って安静にしている状態が1メッツ、普通歩行が3メッツに相当します。
(2)「エクササイズ(Ex)」(=メッツ・時)(量の単位)
身体活動の量を表す単位で、身体活動の強度(メッツ)に身体活動の実施時間(時)をかけたものです。より強い身体活動ほど短い時間で1エクササイズとなります。
(例)
3メッツの身体活動を1時間行った場合:3メッツ× 1時間=3エクササイズ(メッツ・時)
6メッツの身体活動を30分行った場合:6メッツ×1/2時間=3エクササイズ(メッツ・時)
あなたの考える「健康」とはどのようなものでしょうか?
WHO(世界保健機関)の健康の定義は「健康とは単に病気や虚弱ではないということだけではなく、身体、精神及び社会的に良好な状態を指す」です。どうやら健康という言葉には「病気か?病気じゃないか?ということもあるけれど、家族、職場・学校などコミュニティーの人間関係が良好で、精神的に安定していて、日常生活を営むために必要な体力が十分にある」という意味も含まれているようです。
そこで日本では、
国民の健康の増進を形成する基本要素となる
1. 栄養 2. 運動 3. 休養 4. 飲酒 5. 喫煙 6. 歯の健康
に関する生活習慣の改善が重要である。(健康日本21)
としています。
4.と5.お酒とタバコは嗜好品です。関係ない人も多いので、今回は全員が共通して取り組まなければならない「栄養」「運動」「休養」と「歯の健康」にフォーカスしたいと思います。
栄養・食生活
「栄養」というと栄養失調を思い描くかもしれませんが、現代社会で問題になっているのは、カロリーの過剰摂取・偏食傾向による低栄養です。
子どもの健やかな発育は、子どもの適正体重を維持するために、朝・昼・夕の3食を必ず食べることに気をつけて食事をする、共食・子どもが1人で食事をする機会をなくす、といった生活習慣の獲得が重要です。生活機能(生きる力)を獲得し自立するためには、リズムを身につけることが肝要です。
高齢期の適切な栄養は、生活の質の向上と身体機能を維持し生活機能の自立を確保する上で、極めて重要です。高齢者の低栄養が、要介護及び総死亡に対する独立したリスク要因となっています。したがって、高齢者の低栄養状態を予防・改善し、適切な栄養状態を確保することができれば、健康余命の延伸が期待できます。今後必要となる低栄養対策としては、まず、高齢期に不足しがちなタンパク質や脂質は十分に摂り、多様な食品摂取に留意することといった、高齢期の正しい食のあり方を実践しなければなりません。
運動・身体活動
身体活動量・運動量の多い人は、不活発な人と比較して、循環器疾患やがんなどの生活習慣病の発症リスクが低いことがわかっています。WHOでは、高血圧(13%)、喫煙(9%)、高血糖(6%)に次いで、身体不活動(6%)を全世界の死亡に対する危険因子の第4位に上げています。日本では、身体活動・運動の不足は「喫煙」、「高血圧」に次いで生活習慣病による死亡の3番目の危険因子です。また、身体活動・運動は生活習慣病の発症予防だけでなく、高齢者の認知機能や運動器機能の低下などの社会生活機能の低下と関係することもわかってきました。
子どもは、運動やスポーツ習慣といった健やかな生活習慣を幼少時から身につけ、生活習慣病予防の基盤を固め、生涯にわたって健康な生活習慣を継続できるようにしましょう。
高齢者も運動・スポーツ習慣を身につけ、維持することが理想です。理想だけどむずかしい…そこで、歩行(歩数・速度)に注目しましょう。
歩数は、比較的活発な身体活動の客観的な指標となります。歩数の不足や減少は、肥満や生活習慣病発症の危険因子であるだけでなく、高齢者の自立度低下や虚弱の危険因子であるなど、最も懸念すべき問題なので、早急に重点的な対策を実施する必要があるます。生活習慣病予防のために1日8,000 歩~10,000 歩(週23 メッツ・時*)以上の身体活動を行いましょう。
歩行速度が速い高齢者ほど生活機能を維持しやすく余命も長いことが知られています。歩
行速度は要介護状態に対する予知因子ともいえる機能です。歩く速度があるレベルよりも低下してしまうと、日常生活に不自由が生じ始めます。
このような運動・身体活動を抑制してしまう因子として、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)が問題視されています。
ロコモティブシンドローム(運動器症候群)とは、運動器の障害のために自立度が低下し、介護が必要となる危険性の高い状態をいいます。
休養
休養は、こころの健康を保ち、心身の疲労の回復と充実した人生をすごすための重要な要素の一つです。健康づくりのための休養には、「休む」ことと「養う」ことの二つの機能が含まれています。
「休」の要素は、主に、労働や活動などによって生じた心身の疲労を、安静や睡眠などで解消することで、疲労からの回復を図り、元の活力を持った状態に戻し、健康を保持するものです。一方「養」の要素は、明日に向かって英気を養うと言うように、主体的に自らの身体的、精神的、社会的な機能を高めることで、健康の潜在能力を高め、健康増進を促進するものです。つまり、健康づくりのための休養は、ただ単に身体を休めるというだけでなく、受動的な「休」の要素と能動的な「養」の要素から成る意味合いの広いものです。
睡眠不足は、疲労感をもたらし、情緒を不安定にし、適切な判断力を鈍らせ、事故のリスクを高めるなど、生活の質に大きく影響します。また、睡眠障害はこころの病気の一症状としてあらわれることも多く、再発や再燃リスクも高めます。さらには、睡眠不足や睡眠障害が肥満、高血圧、糖尿病の発症・悪化要因であること、心疾患や脳血管障害を引き起こし、ひいては死亡率の上昇をもたらすことも知られています。
歯・口腔の健康
なぜ、健康日本21では「歯の健康」を重要な要素に挙げていると思いますか?
歯・口腔の健康は、口から食べる喜び、話す楽しみを保つためにとても重要で、身体的な健康のみならず、精神的、社会的な健康にも大きく寄与します。歯の喪失による咀嚼機能や構音機能の低下は多面的な影響によって、最終的に生活の質に大きく関連します。
なぜなら、栄養・運動・休養は、歯の健康があってこそ、良好な状態を保てるからです。
栄養:口の中の状況が悪かったら、いくら内科医・管理栄養士の栄養指導を受けたとしても、十分に実行できません。歯並びが悪い・歯の本数が少ない・入れ歯が合わない・虫歯が痛いなど、しっかり噛めない・咀嚼できない状態だと、固い・食べ応えのある食品を避けて軟らかい食品に偏ってしまいます。(歯から予防するタンパク質低栄養とサルコペニア肥満参照)
咀嚼は、食べ物を細かく噛み砕き、唾液とよく混ぜ合わせます。唾液にはアミラーゼという消化酵素、免疫物質(IgA)や抗菌物質(リゾチームなど)が含まれています。でんぷんの分解・消化を助け、上気道感染や食中毒などから体を守る役割も果たしています。
ほとんど噛まずに食べられる炭水化物中心の食事で、栄養バランスが崩れていませんか?また、しっかり食事をとっているようでも、十分に咀嚼できずに丸飲み状態では、胃腸に大きな負担をかけ、免疫力にも影響します。
咀嚼機能をはじめとする口腔機能は、生涯を通じて健やかな日常生活を送る上で、大きな役割を果たします。
運動:顎関節症で顎運動・咀嚼運動がきちんと行えない。ということもありますが、歯、特に下顎は、平衡感覚に関係します。わずかな咬み合わせのずれで首の筋肉のバランスが悪くなり、それに伴って身体の左右バランスも悪くなります。運動を行う上で基本となる頭部の位置固定が不安定になってしまいます。しっかり噛めなければ、食いしばって力を発揮することができません。
口の周りの筋肉の発達や正しい舌の運動は、発音・構音、顔の表情を整える、あるいは飲み込む機能を維持するために重要です。口の周囲の筋肉機能の低下は、口呼吸による免疫力の低下や誤嚥性肺炎のリスクを高めます。
また、歯周病は、ガン・心疾患・脳血管疾患・糖尿病…様々な生活習慣病を引き起こします。病気になれば運動どころではありません。さらには、関節リウマチを引き起こす原因のひとつになることがわかっています。関節リウマチになれば、運動機能を正常に保つことが困難になります。
休養:“歯が痛くて眠れない!”となれば、十分な睡眠・休養は望めません。あるいは、十分睡眠時間をとっているつもりでも、睡眠時無呼吸症候群で深い睡眠がとれず、休養になっていない。ということもあります。
脳内のお口の感覚や運動をつかさどる部分は、とても広い範囲を占めています。噛むこと・味わうことは、視覚(食卓の彩り)、嗅覚(香り)や会話などと共に脳の活性化につながります。咀嚼運動は、呼吸や歩行と同じ、代表的なリズム活動です。リズム活動によって、脳内にセロトニンという神経伝達物質が増えると、過度な興奮や不安を鎮めてストレスが緩和・解消され、安定した日中活動の支えになります。興奮した子どもを落ち着かせるには、リズム運動が効果的ですね。また、常に大きなプレッシャーを抱えるアスリートがガムを噛むという行為は、理にかなったストレスに打ち勝つための方策ですね。噛むこと・歯ぎしりは、ストレス対策に重要な役割を果たしています。
このように、歯・口腔の健康は、健康で質の高い生活を営む上で基礎的かつ重要な役割を果たしているのです。
「歯と口腔の健康」を軽視・ないがしろにしてしまっては、いくら「栄養・運動・休養」その他のどんな健康法に力を注いでも、目指す「健康」は遠のくばかりになってしまいかねません。
「サプリを飲んでいるから大丈夫」「走っているから大丈夫」「十分寝てるから大丈夫」本当にそうでしょうか?何か一つでは不十分です。全体のバランス、特に見過ごしがちな「歯の健康」が重要です。
健康増進に向けて、歯とお口の状態は常に変化しているということを考慮しつつ、そのときの状態に最適なケアを行うように心がけましょう。
メッツ・時*(健康づくりのための運動指針2006より抜粋)
身体活動の強さと量を表す単位として、身体活動の強さについては「メッツ」を用い、身体活動の量については「メッツ・時」を「エクササイズ」と呼ぶこととしました。
(1)「メッツ」(強さの単位)
身体活動の強さを、安静時の何倍に相当するかで表す単位で、座って安静にしている状態が1メッツ、普通歩行が3メッツに相当します。
(2)「エクササイズ(Ex)」(=メッツ・時)(量の単位)
身体活動の量を表す単位で、身体活動の強度(メッツ)に身体活動の実施時間(時)をかけたものです。より強い身体活動ほど短い時間で1エクササイズとなります。
(例)
3メッツの身体活動を1時間行った場合:3メッツ× 1時間=3エクササイズ(メッツ・時)
6メッツの身体活動を30分行った場合:6メッツ×1/2時間=3エクササイズ(メッツ・時)
休診日(木)の過ごし方 -IPSGと私-
実は、休診日の木曜日は、ほとんど、東京・秋葉原にある稲葉歯科医院に通っています。午前中は、稲葉 繁 先生が患者さんを治療しているところを臨床見学し、午後はIPSG研修室で研修/ディスカッションを受けています。
・・・・・・今のところなんだかわからないと思いますが、最後まで読んでもらえれば意味が分かります・・・・・・
『人生を変える方法は2つしかない』と言われます。
「ひとつは人との出会い」・「もうひとつは本との出会い」です。
稲葉先生との出会いは、正に、私の人生を大きく変えることになりました。この出会いがないまま歯科医師人生を歩んでいることを想像すると、ゾッとするほど怖いです(あらやしき歯科医院開院までの道のり参照)。
IPSGと稲葉先生について
IPSGは、Interdisciplinary Practical Study Groupの頭文字で、包括歯科医療研究会というスタディ・グループです。元日本歯科大学教授 稲葉 繁先生による「医療には最善の方法が実行されるべきである」という信念のもと、1994年にドイツ・アルゴイ地方で開催された歯科研修で発足しました。稲葉先生が、海外で著名な先生から直接指導を受けた確かな一次情報と先生自身が培ってきた技術を日本の歯科医師に正しく広めるために活動しています。稲葉繁先生の咬合、補綴についての40年以上の豊富な長期症例は、確かな理論と技術の表れです。顎関節症、テレスコープシステム、総義歯、口腔育成/リハビリテーションを4つの柱としています。IPSG発足20周年記念講演では、ドイツ・チュービンゲン大学歯学部長、Prof.Dr.H.Weberによる貴重な講義もありました。
稲葉先生は、大学病院で勤務・診療しているときに日本の歯科医療の根拠のなさや非科学的な治療法に疑問を抱き、歯科医療の源流を求めてドイツ・チュービンゲン大学に留学しました。そこで、シュルテ教授から体系的に構築された顎関節症の診断と治療について学び(夜遅くまで熱心に講義してくれたそうです)、ケルバー教授からドイツの補綴学(テレスコープシステム)を学びました。その後、日本に帰ってきてから今日まで、正統派テレスコープと包括歯科医療を実践し、広めています。
私はこれまでに様々な研修を受けてきましたが、包括的に患者さんを治療して結果を明示している先生は稲葉先生だけだと思います。世の中、根拠や結果についてよくわからないような内容の講義だったり、よく考えると筋の通らないような理論をかざしていたり、質問しても論点のすり替えではぐらかしたような答えしか出せなかったり・・・結局、患者さんの治療と結びつかない・結果をはっきりと示せない、そんな曖昧な講習会先生が多いという印象を持っています。しかし、稲葉先生は、筋道の通った論理と実際の患者さんの治療結果についてはっきりと示してくれます。講義では、たくさんの長期症例を示してくれます。実践デモコースでは、実際の患者さんを目の前で治療して治してみせます。こんなにはっきりと治療結果を明示する講習会・実習は、IPSG以外、ほとんど存在しないと思います。(あくまでも私の経験に元づく個人的な感想です)
というわけで、私は今日に至る13年間IPSGで研鑽を積んでいます。現在、木曜日に稲葉先生の臨床見学と研修を受けることができるのは、IPSG VIP メンバーと呼ばれる、IPSGの研修/実習を全部受けて、なおかつ、稲葉先生に認められた全国でわずか22名の歯科医師・歯科技工士だけです。
臨床見学では、現在進行形で治療している患者さんはもちろん、入れ歯を作ってから20年・30年経過した今でも、当時と変わらずに機能している患者さんのメンテナンスを生で、直に見学させていただいています。30年以上たっても輝いて機能している入れ歯と共に先生と患者さんの歴史に触れられることは、とても感動的で貴重な経験です。現在進行形の治療の見学では、日常臨床のちょっとした――だけど深い――注意点やコツを教えてもらっています。どれだけ学んでも目からうろこが落ちることがたくさんあります(笑)。
研修/ディスカッションの時間では、(昔、学生時代に教科書で歴史的に学んだような)すでに他界している大家と呼ばれる先生達から稲葉先生が直接学んだ1次情報の貴重な資料から、過去の偉人の考えがどのような変遷を経て現在のこの治療に結びついているんだよ、とか、だからこの治療法は本物でそっちは一部を真似ただけでコンセプトが失われてるから偽物だよ、などの氾濫する情報の整理や最近のドイツを中心としたヨーロッパの歯科事情、教授の様々な臨床経験などを教えていただいたり、メンバーの各医院の患者さんの治療方針や入れ歯の設計などをディスカッションしたりしています。メンバー先生たちも熱くて経験豊富な先生ばかりなので、とても刺激的で勉強になります。
仕事が楽しい!
IPSGでの学びは、歯科医学・咬み合わせの重要性や歯科臨床の奥深さを知ることができますし、私達や患者さんに常に真摯に向き合って道を示してくれる稲葉先生にいつも感銘を受け、自分の歯科医師としての根幹を成しています。そして、そのような経験のすべてが『今、自分が一所懸命やっていることが、20年後30年後にこんなに素晴らしい結果と患者さんの笑顔につながるんだ』という思いになり「仕事が楽しくてしょうがない!」と、毎日感じています。
そんなわけで、木曜日は重要なレベルアップの日になっているので休診です。また、臨時休診もたびたびあって申し訳ありませんが、皆様に還元し貢献できるように邁進していきたいと思います。よろしくお願いいたします。
・・・・・・今のところなんだかわからないと思いますが、最後まで読んでもらえれば意味が分かります・・・・・・
『人生を変える方法は2つしかない』と言われます。
「ひとつは人との出会い」・「もうひとつは本との出会い」です。
稲葉先生との出会いは、正に、私の人生を大きく変えることになりました。この出会いがないまま歯科医師人生を歩んでいることを想像すると、ゾッとするほど怖いです(あらやしき歯科医院開院までの道のり参照)。
IPSGと稲葉先生について
IPSGは、Interdisciplinary Practical Study Groupの頭文字で、包括歯科医療研究会というスタディ・グループです。元日本歯科大学教授 稲葉 繁先生による「医療には最善の方法が実行されるべきである」という信念のもと、1994年にドイツ・アルゴイ地方で開催された歯科研修で発足しました。稲葉先生が、海外で著名な先生から直接指導を受けた確かな一次情報と先生自身が培ってきた技術を日本の歯科医師に正しく広めるために活動しています。稲葉繁先生の咬合、補綴についての40年以上の豊富な長期症例は、確かな理論と技術の表れです。顎関節症、テレスコープシステム、総義歯、口腔育成/リハビリテーションを4つの柱としています。IPSG発足20周年記念講演では、ドイツ・チュービンゲン大学歯学部長、Prof.Dr.H.Weberによる貴重な講義もありました。
稲葉先生は、大学病院で勤務・診療しているときに日本の歯科医療の根拠のなさや非科学的な治療法に疑問を抱き、歯科医療の源流を求めてドイツ・チュービンゲン大学に留学しました。そこで、シュルテ教授から体系的に構築された顎関節症の診断と治療について学び(夜遅くまで熱心に講義してくれたそうです)、ケルバー教授からドイツの補綴学(テレスコープシステム)を学びました。その後、日本に帰ってきてから今日まで、正統派テレスコープと包括歯科医療を実践し、広めています。
私はこれまでに様々な研修を受けてきましたが、包括的に患者さんを治療して結果を明示している先生は稲葉先生だけだと思います。世の中、根拠や結果についてよくわからないような内容の講義だったり、よく考えると筋の通らないような理論をかざしていたり、質問しても論点のすり替えではぐらかしたような答えしか出せなかったり・・・結局、患者さんの治療と結びつかない・結果をはっきりと示せない、そんな曖昧な講習会先生が多いという印象を持っています。しかし、稲葉先生は、筋道の通った論理と実際の患者さんの治療結果についてはっきりと示してくれます。講義では、たくさんの長期症例を示してくれます。実践デモコースでは、実際の患者さんを目の前で治療して治してみせます。こんなにはっきりと治療結果を明示する講習会・実習は、IPSG以外、ほとんど存在しないと思います。(あくまでも私の経験に元づく個人的な感想です)
というわけで、私は今日に至る13年間IPSGで研鑽を積んでいます。現在、木曜日に稲葉先生の臨床見学と研修を受けることができるのは、IPSG VIP メンバーと呼ばれる、IPSGの研修/実習を全部受けて、なおかつ、稲葉先生に認められた全国でわずか22名の歯科医師・歯科技工士だけです。
臨床見学では、現在進行形で治療している患者さんはもちろん、入れ歯を作ってから20年・30年経過した今でも、当時と変わらずに機能している患者さんのメンテナンスを生で、直に見学させていただいています。30年以上たっても輝いて機能している入れ歯と共に先生と患者さんの歴史に触れられることは、とても感動的で貴重な経験です。現在進行形の治療の見学では、日常臨床のちょっとした――だけど深い――注意点やコツを教えてもらっています。どれだけ学んでも目からうろこが落ちることがたくさんあります(笑)。
研修/ディスカッションの時間では、(昔、学生時代に教科書で歴史的に学んだような)すでに他界している大家と呼ばれる先生達から稲葉先生が直接学んだ1次情報の貴重な資料から、過去の偉人の考えがどのような変遷を経て現在のこの治療に結びついているんだよ、とか、だからこの治療法は本物でそっちは一部を真似ただけでコンセプトが失われてるから偽物だよ、などの氾濫する情報の整理や最近のドイツを中心としたヨーロッパの歯科事情、教授の様々な臨床経験などを教えていただいたり、メンバーの各医院の患者さんの治療方針や入れ歯の設計などをディスカッションしたりしています。メンバー先生たちも熱くて経験豊富な先生ばかりなので、とても刺激的で勉強になります。
仕事が楽しい!
IPSGでの学びは、歯科医学・咬み合わせの重要性や歯科臨床の奥深さを知ることができますし、私達や患者さんに常に真摯に向き合って道を示してくれる稲葉先生にいつも感銘を受け、自分の歯科医師としての根幹を成しています。そして、そのような経験のすべてが『今、自分が一所懸命やっていることが、20年後30年後にこんなに素晴らしい結果と患者さんの笑顔につながるんだ』という思いになり「仕事が楽しくてしょうがない!」と、毎日感じています。
そんなわけで、木曜日は重要なレベルアップの日になっているので休診です。また、臨時休診もたびたびあって申し訳ありませんが、皆様に還元し貢献できるように邁進していきたいと思います。よろしくお願いいたします。
あらやしき歯科医院のタイムマネジメント_完全予約制について
私たちは、あなたの時間を大切に考えています。何のための予約制なのかわからない程、いつまでもイライラするほど待たされたり、慌ただしくセカセカとほかの患者さんも診察しながら片手間にあなたの治療を行うことなど、決してありません。
治療を計画的に進めるために、より健康になりたい!あるいは、ずっと健康でいることを望んで、前々から準備しタイムマネジメントしていただいている患者さんの時間を重要視しています。だから、お約束をいただいた時間はあなただけのための時間です。
治療の質を高め、治療を前に進めるための有意義な時間を確保するために
当院は完全予約制で診療を行っています。
あなたは意外に思うかもしれませんが、あらやしき歯科医院をご利用いただいている皆様の多くが、その日の診療を楽しみにしています――治療中の方は、あらかじめ話し合いによって定めた治療のゴールに向かって着実に前進していくことを、定期メンテナンスの方は、お口から全身の病気を予防する安心感やツルツル・ピカピカの歯になる爽快感が得られリフレッシュできることを、そして何より、自分自身の人生に責任を持ち、健康のために良い行動を行っているという喜びを実感できることを――本当に、楽しみにしています。
つまり〈当日の突然のアポイントはほぼ不可能〉でしょう。
それでもどうしても「痛くてしょうがないから今日診てほしい」という場合は、できるだけ早く電話してください。すでにお約束いただいている患者さんにあなたのために時間をゆずってタイムマネジメントをやり直していただけるように、すぐに掛け合ってみます。
(ご期待に添える保証はありません)
ですが、、、そのような緊迫した状況になる前に、お口の問題は長い経過をたどって出現します。見過ごされた、あるいは、見て見ぬ振りをしている症状や違和感があるはずです。
耐え難い痛みに襲われたり、大切な歯を失う喪失感を味わったり、歯がなくて恥ずかしい、しゃべれない、食べられない、人前に出られない、、、
このような深刻な事態を迎える前に、計画性を持って定期的に歯科受診をするために
すぐに予約の電話をかけましょう
治療を計画的に進めるために、より健康になりたい!あるいは、ずっと健康でいることを望んで、前々から準備しタイムマネジメントしていただいている患者さんの時間を重要視しています。だから、お約束をいただいた時間はあなただけのための時間です。
治療の質を高め、治療を前に進めるための有意義な時間を確保するために
当院は完全予約制で診療を行っています。
あなたは意外に思うかもしれませんが、あらやしき歯科医院をご利用いただいている皆様の多くが、その日の診療を楽しみにしています――治療中の方は、あらかじめ話し合いによって定めた治療のゴールに向かって着実に前進していくことを、定期メンテナンスの方は、お口から全身の病気を予防する安心感やツルツル・ピカピカの歯になる爽快感が得られリフレッシュできることを、そして何より、自分自身の人生に責任を持ち、健康のために良い行動を行っているという喜びを実感できることを――本当に、楽しみにしています。
つまり〈当日の突然のアポイントはほぼ不可能〉でしょう。
それでもどうしても「痛くてしょうがないから今日診てほしい」という場合は、できるだけ早く電話してください。すでにお約束いただいている患者さんにあなたのために時間をゆずってタイムマネジメントをやり直していただけるように、すぐに掛け合ってみます。
(ご期待に添える保証はありません)
ですが、、、そのような緊迫した状況になる前に、お口の問題は長い経過をたどって出現します。見過ごされた、あるいは、見て見ぬ振りをしている症状や違和感があるはずです。
耐え難い痛みに襲われたり、大切な歯を失う喪失感を味わったり、歯がなくて恥ずかしい、しゃべれない、食べられない、人前に出られない、、、
このような深刻な事態を迎える前に、計画性を持って定期的に歯科受診をするために
すぐに予約の電話をかけましょう
『かみ合わせの問題』を抱えていませんか? その症状は案外、咬み合せのせいかもしれません
むし歯だけがあなたの歯に対する唯一の脅威ではありません。どうか、見過ごさないでください。すごく痛い・腫れあがってしまった・歯が抜けてなくなっちゃう。そのような深刻な事態をむかえる前に、生活に支障をきたす前に、いくつかの症状や徴候があります。咬合病(咬み合わせの不調和)の自己評価をしてみてください。
あらやしき歯科医院では、問題点を明確化し、集中的に治療し、できるだけ再び壊れることのないように予防することまで考えた『咬み合わせ治療とマネージメント』を通じて生涯にわたる全身の健康づくりのサポートを行います。噛み合せがおかしいかも・咬み合わせが悪いかな?と思ったら“手遅れになる前に、今すぐ行動しましょう!”
咬み合わせの不調和の症状と徴候
セルフ・チェック
セルフ・チェック
- 冷たいものや熱いもので歯がしみたり痛んだりしますか?
- 歯ぎしり・食いしばりをしていますか?
- 歯と歯ぐきの境目付近にV字型・クサビ型の切れ込みができていますか?
- 朝、目覚めた時点ですでに、お顔の筋肉に疲労感などを感じることがありますか?
- 前歯が、薄くなったり、削れてすり減っていたり、欠けたりしていますか?
- ご自身の歯や歯の詰め物・被せ物が、ひび割れたり、欠けたり、削れたり、外れたり、壊れたということがありますか?
- 顎が痛い・お口の開閉時に違和感など、顎の関節周囲の症状で辛い経験をしたことがありますか?
- 下あごの内側や上あごの中央などで、骨が出てきたり盛り上がってきたりしていますか?
-
原因不明の頭痛がありますか?
これらの質問に該当するものがあれば『かみ合わせの問題』を抱えているかもしれません
あらやしき歯科医院では、問題点を明確化し、集中的に治療し、できるだけ再び壊れることのないように予防することまで考えた『咬み合わせ治療とマネージメント』を通じて生涯にわたる全身の健康づくりのサポートを行います。噛み合せがおかしいかも・咬み合わせが悪いかな?と思ったら“手遅れになる前に、今すぐ行動しましょう!”
顎関節症とは?症状と原因 ―お口が開きにくい・あごが痛い―
顎関節症とは
顎関節症の原因は
その症状から、耳鼻科・形成外科などの病院を受診される方も多いようですが・・・
実は、かみ合わせに原因があることが多いのです。
顎の運動と咬み合わせは、顎関節を支点とした3級のテコ運動でなければなりません。しかし、歯が支点となる状況が生じると1級・2級のテコが発生し、その人のその時の状態(歯や骨の強さ、筋肉の発達具合など)に応じて、歯そのものが壊れるか?・歯の周りの骨が壊れるか?顎の関節とその周囲の筋肉を痛めるか?ということが起こります。(咬み合わせ治療のページ参照)
咬み合わせのバランスが悪いと、どこかに大きな負荷がかかり続けて、いずれかの部位で疲労破壊が起こります。過負荷による悪影響の症状が顎の関節とその周囲に現れた状態が、ほとんどの顎関節症の正体です。
- 顎の関節付近や咬むときに働く筋肉に痛みがある
- 口を開いたり閉じたりしたときに顎の関節から音がする
- 口をまっすぐにまたは大きく開けることができない
顎関節症の原因は
その症状から、耳鼻科・形成外科などの病院を受診される方も多いようですが・・・
実は、かみ合わせに原因があることが多いのです。
顎の運動と咬み合わせは、顎関節を支点とした3級のテコ運動でなければなりません。しかし、歯が支点となる状況が生じると1級・2級のテコが発生し、その人のその時の状態(歯や骨の強さ、筋肉の発達具合など)に応じて、歯そのものが壊れるか?・歯の周りの骨が壊れるか?顎の関節とその周囲の筋肉を痛めるか?ということが起こります。(咬み合わせ治療のページ参照)
咬み合わせのバランスが悪いと、どこかに大きな負荷がかかり続けて、いずれかの部位で疲労破壊が起こります。過負荷による悪影響の症状が顎の関節とその周囲に現れた状態が、ほとんどの顎関節症の正体です。
あらやしき歯科医院開院までの道のり
私やあらやしき歯科医院について少しでも皆様に知っていただき、近しい存在になりたいと思い、大学卒業後からあらやしき歯科医院を開院するに至るまでの経緯を簡単にまとめてみました。これを機にさらなる努力を重ねてまいります。今後ともご支援とご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
大学卒業後の進路を考えたとき、私は「長持ちする予後の良い歯科治療を行うためには、歯の土台となる歯周組織(歯肉や骨)をしっかりさせる必要がある」という結論を出しました。そこで、母校である明海大学歯学部の歯周病学講座に所属し、歯周病治療について深く学ぼうと決めました。
明海大学歯周病学講座(現 口腔生物再生医工学講座 歯周病学分野)では、歯科診療とともに論文の読み書きの仕方や資料のまとめ方など、生涯学習していくための姿勢や歯科医師としての基礎を学びました。
大学病院の歯周病科には、近隣の歯科医院からの紹介で重度歯周炎の患者さんがたくさん来院されます。そんな歯周病科で一年を過ごし、実践的に歯肉の炎症のコントロールについて理解が深まってきた頃、毎日たくさんのレントゲン写真を診て、症例検討会の資料を作成する日々を送る中で気づいたことがありました。
それは、“極端に骨が吸収してしまっている歯とほとんど骨が吸収していない歯が混在する”さらには、“過去に治療した経験のある歯ばかりが極端な骨の吸収を起こして歯周病の状態が悪くなっている、反面、治療経験のない歯の周囲の骨はほとんど悪くなっていない”ということでした。治療したからこそ、歯にかかる力のバランスがおかしくなり、極端に歯周病が進行してしまっている。そんな歯がたくさんある。つまり、治療行為によって異常な咬み合わせにしてしまった歯科医師によって病気が生み出され、進行してしまっているということです。“同じ歯ばかり再治療の繰り返しで、加速度的に病気が進行している・他の治療していない歯に比べて明らかに歯の寿命が短くなっている”。そのことに気付いた時は本当にショックで、自分は、目先の症状の改善はできているし、患者さんにも良くなったと言ってもらっている。しかし「長期的に見たら、他の歯科医師と同じように壊してしまっているのではないか?」と思い、急に治療するのが怖くてたまらなくなりました。正しい咬合(かみ合わせ)がどういうものなのかが全くわからなかったのです・・・。
“恐ろしい気づき”があった後、咬み合わせについての理解を深めるために様々な成書や文献を読み、様々な大学の先生や講習会の先生に教えていただきました。しかし、どの話も「ピンとこない・抽象的であいまいな回答しか得られていない」と感じ、実践的に「こうすれば良いんだ!」という確信が持てませんでした。偉い先生、有名な先生方でも納得の答えを示せないなら「誰もがかみ合わせを理解しないまま治療をしているのか?・自分も自分なりになんとなくいい感じを目指すしかないのか?・それがはたして科学的なのか?・患者さんと共に自分自身をも満足させられる治療ができる日はいつか来るのだろうか?」などの不安に駆られ、学ぼうとすればするほど悩みが深刻になる日々が続きました。
そんなある日、大学病院の研修で、当時日本歯科大学高齢者歯科学講座教授だった稲葉 繁先生の講義を受ける機会がありました。その当時、私は、稲葉先生の事や日本のコーヌスの歴史的な負の部分について、なにも知りませんでした。
ドイツ留学でドイツの治療法を学びチュービンゲン大学で教鞭を執った稲葉先生は、本場の正しいコーヌステレスコープを日本に伝えている先生です。
講義内容は、ドイツと日本の保険制度の違いから始まり、コーヌスの話というよりはテレスコープシステムの話。そして咬合の話になりました。内容はどれも衝撃的で、特に、悩んでいた咬合(かみ合わせ)に関しては、“真っ暗な闇の中で遠くに小さな光が見えたような感覚”になりました。
『まずは、保険診療なのか自費診療かにとらわれることなく、その人にとって最善の医療は何なのかを常に考えなさい』さらには『常に最善の医療を提供できるように勉強しなさい』と教わりました。
『咬み合わせこそが“歯科医師が診るべきもの・歯科医師だけにわかるもの”なのに、世の中のほとんどの歯科医師が咬合学を“難しそうだ・わかりにくい”という理由で避けてしまっている。多くの歯医者は破壊者になっている』という講義を聴いて、あの時自分が感じた不安や恐怖を端的に言い表してくださったことにとても驚き「稲葉先生の元で真剣に学びたい」と強く思いました。あれから12年以上経ちますが、今でも昨日のことのように思い返します。それから・・・
感動の講義を受けてからすぐに、稲葉教授のスタディーグループIPSG(Interdisciplinary Practical Study Group)で研鑽を積む日々が始まりました。咬み合わせが歯科医療の基本で、歯周病だけでなく顎関節症や補綴の予後を左右することを理解しました。わかりやすく咬合を学び(実践できるようになるまでにはかなりの訓練が必要でしたが)自信を持って歯周病治療、顎関節症の治療やテレスコープシステムを行えるようになりました。
その後、一般の歯科医院でも経験を積もうと思って大学病院を辞めました。しかし、ほとんどの歯科医院が、質の評価のない保険診療の中で短時間に量をこなして最大限に売り上げを求めるスタイルです。場当たり的な治療に終始し、ひたすら削って詰めて再治療を繰り返しながら徐々に歯を失っていく、という状況でした。自分が目指す“十分な診査・診断をもとに最善の治療計画を立てるためにしっかりと患者さんと話し合う診療”は、皆無でした。IPSGで学び大学病院で実践していた診療と町の歯医者さんの治療が、あまりにもかけ離れていて、正直に言うと、そのあまりのギャップに悔し涙を流したこともあります。
いくつかの歯科医院で勤務医を経験した後、いとこが院長を務める歯科医院でお世話になりました。そこでは、ある程度自由にさせてもらい、開業に向けてよい経験をさせて頂きました。院長スタッフや私の話に耳を傾けてくれた患者さん皆様にとても感謝しています(遠方にもかかわらず、引き続き来院して頂いている皆様のお顔を拝見するたびにとても幸せな気持ちになります。いつもありがとうございます)。しかしというかやはり、
という思いが強くなって、あらやしき歯科医院を開院しました。
あらやしき歯科医院は、安心・安全で衛生的な環境を作るための設備、再現性の高い良い仕事を安定的に行うための道具や(病院らしくない)安心して落ち着ける家庭的な雰囲気の内装などなど。私が歯科医師になってから12年間にわたって勉強し経験してきた知識をもとに『自分だったらこんな歯科医院に通いたい!』という思いを実現しました。
かみ合わせ治療や予防補綴によって『大きな歯科治療は人生で一度きり』を目指し、その後、歯科衛生士の活躍によって『生涯にわたって歯と口腔から全身の健康を守っていく』ことを実践する歯科医院として歩んでいきたいと思います。日々是研鑽。一所懸命に努めてまいります。何卒よろしくお願いいたします。
1. 大学病院の医局員時代(知らぬが仏か?)
大学卒業後の進路を考えたとき、私は「長持ちする予後の良い歯科治療を行うためには、歯の土台となる歯周組織(歯肉や骨)をしっかりさせる必要がある」という結論を出しました。そこで、母校である明海大学歯学部の歯周病学講座に所属し、歯周病治療について深く学ぼうと決めました。
明海大学歯周病学講座(現 口腔生物再生医工学講座 歯周病学分野)では、歯科診療とともに論文の読み書きの仕方や資料のまとめ方など、生涯学習していくための姿勢や歯科医師としての基礎を学びました。
大学病院の歯周病科には、近隣の歯科医院からの紹介で重度歯周炎の患者さんがたくさん来院されます。そんな歯周病科で一年を過ごし、実践的に歯肉の炎症のコントロールについて理解が深まってきた頃、毎日たくさんのレントゲン写真を診て、症例検討会の資料を作成する日々を送る中で気づいたことがありました。
それは、“極端に骨が吸収してしまっている歯とほとんど骨が吸収していない歯が混在する”さらには、“過去に治療した経験のある歯ばかりが極端な骨の吸収を起こして歯周病の状態が悪くなっている、反面、治療経験のない歯の周囲の骨はほとんど悪くなっていない”ということでした。治療したからこそ、歯にかかる力のバランスがおかしくなり、極端に歯周病が進行してしまっている。そんな歯がたくさんある。つまり、治療行為によって異常な咬み合わせにしてしまった歯科医師によって病気が生み出され、進行してしまっているということです。“同じ歯ばかり再治療の繰り返しで、加速度的に病気が進行している・他の治療していない歯に比べて明らかに歯の寿命が短くなっている”。そのことに気付いた時は本当にショックで、自分は、目先の症状の改善はできているし、患者さんにも良くなったと言ってもらっている。しかし「長期的に見たら、他の歯科医師と同じように壊してしまっているのではないか?」と思い、急に治療するのが怖くてたまらなくなりました。正しい咬合(かみ合わせ)がどういうものなのかが全くわからなかったのです・・・。
2. 真の歯科医師人生の始まり(稲葉 繁先生との出会い)
“恐ろしい気づき”があった後、咬み合わせについての理解を深めるために様々な成書や文献を読み、様々な大学の先生や講習会の先生に教えていただきました。しかし、どの話も「ピンとこない・抽象的であいまいな回答しか得られていない」と感じ、実践的に「こうすれば良いんだ!」という確信が持てませんでした。偉い先生、有名な先生方でも納得の答えを示せないなら「誰もがかみ合わせを理解しないまま治療をしているのか?・自分も自分なりになんとなくいい感じを目指すしかないのか?・それがはたして科学的なのか?・患者さんと共に自分自身をも満足させられる治療ができる日はいつか来るのだろうか?」などの不安に駆られ、学ぼうとすればするほど悩みが深刻になる日々が続きました。
そんなある日、大学病院の研修で、当時日本歯科大学高齢者歯科学講座教授だった稲葉 繁先生の講義を受ける機会がありました。その当時、私は、稲葉先生の事や日本のコーヌスの歴史的な負の部分について、なにも知りませんでした。
ドイツ留学でドイツの治療法を学びチュービンゲン大学で教鞭を執った稲葉先生は、本場の正しいコーヌステレスコープを日本に伝えている先生です。
講義内容は、ドイツと日本の保険制度の違いから始まり、コーヌスの話というよりはテレスコープシステムの話。そして咬合の話になりました。内容はどれも衝撃的で、特に、悩んでいた咬合(かみ合わせ)に関しては、“真っ暗な闇の中で遠くに小さな光が見えたような感覚”になりました。
『まずは、保険診療なのか自費診療かにとらわれることなく、その人にとって最善の医療は何なのかを常に考えなさい』さらには『常に最善の医療を提供できるように勉強しなさい』と教わりました。
『咬み合わせこそが“歯科医師が診るべきもの・歯科医師だけにわかるもの”なのに、世の中のほとんどの歯科医師が咬合学を“難しそうだ・わかりにくい”という理由で避けてしまっている。多くの歯医者は破壊者になっている』という講義を聴いて、あの時自分が感じた不安や恐怖を端的に言い表してくださったことにとても驚き「稲葉先生の元で真剣に学びたい」と強く思いました。あれから12年以上経ちますが、今でも昨日のことのように思い返します。それから・・・
3. 確信を持って新しいステージへ(あらやしき歯科医院の決意)
感動の講義を受けてからすぐに、稲葉教授のスタディーグループIPSG(Interdisciplinary Practical Study Group)で研鑽を積む日々が始まりました。咬み合わせが歯科医療の基本で、歯周病だけでなく顎関節症や補綴の予後を左右することを理解しました。わかりやすく咬合を学び(実践できるようになるまでにはかなりの訓練が必要でしたが)自信を持って歯周病治療、顎関節症の治療やテレスコープシステムを行えるようになりました。
その後、一般の歯科医院でも経験を積もうと思って大学病院を辞めました。しかし、ほとんどの歯科医院が、質の評価のない保険診療の中で短時間に量をこなして最大限に売り上げを求めるスタイルです。場当たり的な治療に終始し、ひたすら削って詰めて再治療を繰り返しながら徐々に歯を失っていく、という状況でした。自分が目指す“十分な診査・診断をもとに最善の治療計画を立てるためにしっかりと患者さんと話し合う診療”は、皆無でした。IPSGで学び大学病院で実践していた診療と町の歯医者さんの治療が、あまりにもかけ離れていて、正直に言うと、そのあまりのギャップに悔し涙を流したこともあります。
いくつかの歯科医院で勤務医を経験した後、いとこが院長を務める歯科医院でお世話になりました。そこでは、ある程度自由にさせてもらい、開業に向けてよい経験をさせて頂きました。院長スタッフや私の話に耳を傾けてくれた患者さん皆様にとても感謝しています(遠方にもかかわらず、引き続き来院して頂いている皆様のお顔を拝見するたびにとても幸せな気持ちになります。いつもありがとうございます)。しかしというかやはり、
- 地元で社会に貢献したい
- この世を去る間際まで、大好きな美味しいものを何でも食べられる幸せな人生を広めたい
- 環境や設備などを含めて、本当に自分の目指す歯科医療を実現するには、自分の医院を築く必要がある
という思いが強くなって、あらやしき歯科医院を開院しました。
あらやしき歯科医院は、安心・安全で衛生的な環境を作るための設備、再現性の高い良い仕事を安定的に行うための道具や(病院らしくない)安心して落ち着ける家庭的な雰囲気の内装などなど。私が歯科医師になってから12年間にわたって勉強し経験してきた知識をもとに『自分だったらこんな歯科医院に通いたい!』という思いを実現しました。
かみ合わせ治療や予防補綴によって『大きな歯科治療は人生で一度きり』を目指し、その後、歯科衛生士の活躍によって『生涯にわたって歯と口腔から全身の健康を守っていく』ことを実践する歯科医院として歩んでいきたいと思います。日々是研鑽。一所懸命に努めてまいります。何卒よろしくお願いいたします。
歯周病は怖くない!? ― たった4つの"S"を理解するだけで
歯周病はとても怖い病気です。
・大切な歯を失うことになります
・全身の様々な臓器に影響を及ぼします(生活習慣病の原因となる慢性炎症巣)
でも、もしかしたら、あなたは「私には関係ない・自分は大丈夫」と他人事のように思っていませんか?
全人類の共通課題。歯周病の特徴は、4つのSで説明することができます。
●歯周病の「4S」とは?
① Silent disease 『サイレント・ディジーズ』
(silent=静か、disease=病気)
② Social disease 『ソーシャル・ディジーズ』
(social=社会、disease=病気)
③ Slowly progress 『スローリー・プログレス』
(slowly=ゆっくり、progress=進展)
④ Self controllable 『セルフ・コントローラブル』
(self=自己、controllable=制御可能な)
では、ひも解いていきましょう。①の『サイレント・ディジーズ』とは、静かな病気。つまり、ほとんど自覚症状なく進行してしまう病気です。虫歯のように「突然すごく痛い!」なんてことは、ほとんど起こりません。
ほとんど痛みを伴わないからこそ、なかなか病気を自覚することができないのです。そのため多くの人が放置して「あれっ!なんかまずいのかなぁ?」と自覚した時には、ほとんど手遅れ(いつ歯を失ってもおかしくない)という事態になります。知らず知らずのうちにだんだん症状が進んでしまいます。しかも糖尿病、心疾患や脳血管疾患などが発症したとしても、歯周病が原因だと見破られることなく、さらによくない結果を招く恐れがあります(歯周炎の影響でインスリンの働きが阻害されて糖尿病が悪化します・心筋梗塞で亡くなった方を解剖すると心臓から口腔内細菌の塊が見つかります・脳動脈瘤の中からも歯周病の細菌が見つかります)。
②の『ソーシャル・ディジーズ』は、社会的な病気。歯周病は決して特殊な病気ではありません。日本人は40代で約80%が、歯周病におかされているというデータがあります。さらに、ギネスブックには「全世界で最も蔓延している病気は歯周病である。地球上を見渡してもこの病気に冒されていない人間は数えるほどしかいない」と記載されています。歯周病は、我々人類全体の問題であって、決して他人事ではありません。それほど普通に誰もがかかってしまう病気なのです。なので、「私は大丈夫」なんて思っている人ほど危険です。
だいぶ怖い話になってしまいましたね。③の『スローリー・プログレス』とは、病気の進行がきわめてゆっくりであるということを表しています。すぐには症状が出ないので、なかなか自覚することがありません。
お口のお手入れをおろそかにしていても、20代ではあまり大きな変化はないかもしれません。しかし、30代・40代とお手入れの悪い状態が長く続けば続くほど、歯周病が進行し、歯を支えている骨がなくなり、グラグラして、くさい膿が歯ぐきから滲み出てきます。食事がしづらくなり、やがて歯を失います。当然、その先には全身への弊害も待ち受けています。
歯周病は、誰かれかまわず、こっそり忍び寄って来て、じわじわとその勢力を伸ばし、やがては全身に広がっていく、恐ろしい病気であることをしっかりと覚えておいてください。
ここまでかなり憂鬱な話になってしまいましたが、希望はあります。④の『セルフ・コントローラブル』とは、歯周病は自分でコントロールできますよ、ということです。毎日、歯のケアをきちんとして、定期的に歯科医院でメインテナンスしていけば、歯周病は予防することができるのです。歯周病は、歯周病原性細菌に起因するバイオフィルム感染症です。ご家庭と歯科医院で、感染症予防対策を計画的に行えば、未然に防げる病気です。
「何ともない・痛くない・悪くなってる気がしない」なんて言って放って置くと、いつの間にか取り返しのつかないことになります。ホントです。
しっかりと歯周病予防対策・歯科医院での定期的なメインテナンスを実践するために、歯科医院に予約の連絡をしてください。
顕微鏡を使わないと見ることのできない細菌を除去するためには、ご家庭でのお手入れだけでは不十分なので、定期的なプロフェッショナルケアが必要です。
「何ともない・痛くない・悪くなってる気がしない」そんな当たり前の毎日・楽しい毎日を保っていくために、1年間の中のほんの何日かだけは、歯のメインテナンスにために歯科医院に行く時間を作るべきなのです。
今すぐ歯科医院に予約の電話を掛けましょう。あなたの歯を守れるのは、あなたの行動だけしかありません。
・大切な歯を失うことになります
・全身の様々な臓器に影響を及ぼします(生活習慣病の原因となる慢性炎症巣)
でも、もしかしたら、あなたは「私には関係ない・自分は大丈夫」と他人事のように思っていませんか?
全人類の共通課題。歯周病の特徴は、4つのSで説明することができます。
●歯周病の「4S」とは?
① Silent disease 『サイレント・ディジーズ』
(silent=静か、disease=病気)
② Social disease 『ソーシャル・ディジーズ』
(social=社会、disease=病気)
③ Slowly progress 『スローリー・プログレス』
(slowly=ゆっくり、progress=進展)
④ Self controllable 『セルフ・コントローラブル』
(self=自己、controllable=制御可能な)
では、ひも解いていきましょう。①の『サイレント・ディジーズ』とは、静かな病気。つまり、ほとんど自覚症状なく進行してしまう病気です。虫歯のように「突然すごく痛い!」なんてことは、ほとんど起こりません。
ほとんど痛みを伴わないからこそ、なかなか病気を自覚することができないのです。そのため多くの人が放置して「あれっ!なんかまずいのかなぁ?」と自覚した時には、ほとんど手遅れ(いつ歯を失ってもおかしくない)という事態になります。知らず知らずのうちにだんだん症状が進んでしまいます。しかも糖尿病、心疾患や脳血管疾患などが発症したとしても、歯周病が原因だと見破られることなく、さらによくない結果を招く恐れがあります(歯周炎の影響でインスリンの働きが阻害されて糖尿病が悪化します・心筋梗塞で亡くなった方を解剖すると心臓から口腔内細菌の塊が見つかります・脳動脈瘤の中からも歯周病の細菌が見つかります)。
②の『ソーシャル・ディジーズ』は、社会的な病気。歯周病は決して特殊な病気ではありません。日本人は40代で約80%が、歯周病におかされているというデータがあります。さらに、ギネスブックには「全世界で最も蔓延している病気は歯周病である。地球上を見渡してもこの病気に冒されていない人間は数えるほどしかいない」と記載されています。歯周病は、我々人類全体の問題であって、決して他人事ではありません。それほど普通に誰もがかかってしまう病気なのです。なので、「私は大丈夫」なんて思っている人ほど危険です。
だいぶ怖い話になってしまいましたね。③の『スローリー・プログレス』とは、病気の進行がきわめてゆっくりであるということを表しています。すぐには症状が出ないので、なかなか自覚することがありません。
お口のお手入れをおろそかにしていても、20代ではあまり大きな変化はないかもしれません。しかし、30代・40代とお手入れの悪い状態が長く続けば続くほど、歯周病が進行し、歯を支えている骨がなくなり、グラグラして、くさい膿が歯ぐきから滲み出てきます。食事がしづらくなり、やがて歯を失います。当然、その先には全身への弊害も待ち受けています。
歯周病は、誰かれかまわず、こっそり忍び寄って来て、じわじわとその勢力を伸ばし、やがては全身に広がっていく、恐ろしい病気であることをしっかりと覚えておいてください。
ここまでかなり憂鬱な話になってしまいましたが、希望はあります。④の『セルフ・コントローラブル』とは、歯周病は自分でコントロールできますよ、ということです。毎日、歯のケアをきちんとして、定期的に歯科医院でメインテナンスしていけば、歯周病は予防することができるのです。歯周病は、歯周病原性細菌に起因するバイオフィルム感染症です。ご家庭と歯科医院で、感染症予防対策を計画的に行えば、未然に防げる病気です。
「何ともない・痛くない・悪くなってる気がしない」なんて言って放って置くと、いつの間にか取り返しのつかないことになります。ホントです。
しっかりと歯周病予防対策・歯科医院での定期的なメインテナンスを実践するために、歯科医院に予約の連絡をしてください。
顕微鏡を使わないと見ることのできない細菌を除去するためには、ご家庭でのお手入れだけでは不十分なので、定期的なプロフェッショナルケアが必要です。
「何ともない・痛くない・悪くなってる気がしない」そんな当たり前の毎日・楽しい毎日を保っていくために、1年間の中のほんの何日かだけは、歯のメインテナンスにために歯科医院に行く時間を作るべきなのです。
今すぐ歯科医院に予約の電話を掛けましょう。あなたの歯を守れるのは、あなたの行動だけしかありません。
つらい人生の出来事 -歯を失ったら、、、それは離婚に次ぐショック- 咬み合わせ治療・テレスコープ義歯・入れ歯・予防歯科で健康増進するあらやしき歯科医院
歯を失って入れ歯を入れることに対する精神的な打撃は、とても大きく、
離婚のつらさに次ぐくらいのショックだといわれています(ノルウェーのアンケート調査*)。
歯の役割は、精神面にも大きく影響することが示唆されています。
歯を失う人生と歯を失わない人生では、あなたはどちらが良いですか?
予防・メインテナンスをきちんとしていけば、歯を失うリスクは大幅に低減できます。
「今は何ともない・歯科医院に行く必要がない」などと言って歯のメインテナンスを怠っていると、
ある日突然、大きな喪失感・つらい思いをすることになるかもしれません。
すでに入れ歯になってしまった方は、噛めない、痛い、食べられないゆるい入れ歯でさみしい思いをするよりも、
ドイツ式のしっかりとした入れ歯・テレスコープ義歯でなんでもおいしいく食べ、明るく楽しく人生の円熟期を満喫しましょう。
* Haugejorden, O., Rise, J., Klock, K.S.:Norwegian adults' perceived need forcoping skills to adjust to dental andnon-dental life events.CommunityDent. Oral Epidemiol., 21: 57-61,1993.
離婚のつらさに次ぐくらいのショックだといわれています(ノルウェーのアンケート調査*)。
歯の役割は、精神面にも大きく影響することが示唆されています。
歯を失う人生と歯を失わない人生では、あなたはどちらが良いですか?
予防・メインテナンスをきちんとしていけば、歯を失うリスクは大幅に低減できます。
「今は何ともない・歯科医院に行く必要がない」などと言って歯のメインテナンスを怠っていると、
ある日突然、大きな喪失感・つらい思いをすることになるかもしれません。
すでに入れ歯になってしまった方は、噛めない、痛い、食べられないゆるい入れ歯でさみしい思いをするよりも、
ドイツ式のしっかりとした入れ歯・テレスコープ義歯でなんでもおいしいく食べ、明るく楽しく人生の円熟期を満喫しましょう。
* Haugejorden, O., Rise, J., Klock, K.S.:Norwegian adults' perceived need forcoping skills to adjust to dental andnon-dental life events.CommunityDent. Oral Epidemiol., 21: 57-61,1993.
歯科医院の器具の洗浄が手洗いで十分だと思っていませんか? 衛生環境を重視するあらやしき歯科医院 神奈川県 藤沢 鵠沼 片瀬
まだまだ、歯科用器具の洗浄は、手洗いが一般的のようですが・・・。
手洗いでは、ていねいにするほど時間をとられ、その間かかりきりになってしまいます。忙しい時にはつい手間を惜しんだり・・・。洗う人によって洗浄効果に大きなばらつきが出てしまいます。結果の個人差が大きく、一定した洗浄水準を維持できません。複雑な構造や中空部を持った歯科用器具は、手洗いだけでは内側まで洗浄できません。また、歯科用器具は先端の鋭利なものが多く、手洗い洗浄中にケガをしてしまうことがあります。そのケガには感染の危険を伴います。
洗浄を高いレベルで標準化するクリーンで安全な洗浄装置
誰でも簡単な操作で常に一定した高い洗浄効果が得られます。洗浄中により大切な他の仕事を進められます。外側はもちろん内部まで、ポンプから発生する水流が、付着した汚れを徹底的に洗浄/除菌します。また、ケガや感染のリスクを大幅に軽減できるので、安全で衛生的に洗浄できます。
VarioTDというシステムが搭載されており、60℃を超えると凝固してしまう血液や唾液といったタンパク質を凝固させずに確実に洗浄します。その後、弱アルカリ性の専用洗浄剤で洗浄・すすぎを行い、すべての汚染を効果的に落とすことができます。洗浄の最終行程では、93℃で除菌を行なっています。
さすが、お掃除大国ドイツ。ミーレ社は、家庭用高性能食洗機・掃除機などの家電や調理機器でもおなじみですね。
手洗いでは、ていねいにするほど時間をとられ、その間かかりきりになってしまいます。忙しい時にはつい手間を惜しんだり・・・。洗う人によって洗浄効果に大きなばらつきが出てしまいます。結果の個人差が大きく、一定した洗浄水準を維持できません。複雑な構造や中空部を持った歯科用器具は、手洗いだけでは内側まで洗浄できません。また、歯科用器具は先端の鋭利なものが多く、手洗い洗浄中にケガをしてしまうことがあります。そのケガには感染の危険を伴います。
洗浄を高いレベルで標準化するクリーンで安全な洗浄装置
誰でも簡単な操作で常に一定した高い洗浄効果が得られます。洗浄中により大切な他の仕事を進められます。外側はもちろん内部まで、ポンプから発生する水流が、付着した汚れを徹底的に洗浄/除菌します。また、ケガや感染のリスクを大幅に軽減できるので、安全で衛生的に洗浄できます。
VarioTDというシステムが搭載されており、60℃を超えると凝固してしまう血液や唾液といったタンパク質を凝固させずに確実に洗浄します。その後、弱アルカリ性の専用洗浄剤で洗浄・すすぎを行い、すべての汚染を効果的に落とすことができます。洗浄の最終行程では、93℃で除菌を行なっています。
- 誰でも簡単に高い洗浄効果を得られる
- 器具の内部までしっかり洗浄できる
- 感染のリスクを大幅に軽減する
さすが、お掃除大国ドイツ。ミーレ社は、家庭用高性能食洗機・掃除機などの家電や調理機器でもおなじみですね。
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