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ブログ : 院長ブログ 6ページ目
徐々にお口のトラブルが進行していませんか? ‐歯のトラブルのメカニズム・オーバーローディング‐ 鵠沼 歯科 あらやしき歯科医院
ある日突然、今まで何ともなく使っていた道具や機械類が・・・。金属疲労によって壊れてしまう。金属部品が破断してしまう。
ある日突然、毎日何ともなく利用していた道路が・・・。地面の土の重みや道路を走る車・トラックの重みに耐えられなくなって、長年頑張った水道管が破裂する。下水管が壊れて道路が陥没する。
歯や顎口腔系の問題も、それまでに掛かっていた過負荷が原因となって、ある日突然に発生します。
なんとなく噛みにくい・なんとなくお口をあいた時に違和感がある・なんとなく歯がしみる・なんとなく入れ歯が噛みにくい・なんとなく・・・。
このように、大問題が発生する前になんとなくの予兆は出ています。しかし「たいしたことはない・忙しいし・我慢できる」ということを繰り返しているうちに、そのうち忘れてしまう。そして、その時はある日突然訪れるのです。
家も車も仕事の道具もインフラもお口と全身の健康も、安心・安全で長く良い状態を保つためには
1. 長期使用を十分に考慮して、可能な限りよい状態を作ること
2. 定期的な点検/整備/メインテナンス
がとても重要です。
歯やお口と全身の健康を長く良い状態で保っていくためには、細菌感染のコントロールと咬み合わせ/歯にかかる力のバランスをコントロールすることが課題となります。
ある日突然、毎日何ともなく利用していた道路が・・・。地面の土の重みや道路を走る車・トラックの重みに耐えられなくなって、長年頑張った水道管が破裂する。下水管が壊れて道路が陥没する。
歯や顎口腔系の問題も、それまでに掛かっていた過負荷が原因となって、ある日突然に発生します。
なんとなく噛みにくい・なんとなくお口をあいた時に違和感がある・なんとなく歯がしみる・なんとなく入れ歯が噛みにくい・なんとなく・・・。
このように、大問題が発生する前になんとなくの予兆は出ています。しかし「たいしたことはない・忙しいし・我慢できる」ということを繰り返しているうちに、そのうち忘れてしまう。そして、その時はある日突然訪れるのです。
疲労破壊はある日突然に・・・
家も車も仕事の道具もインフラもお口と全身の健康も、安心・安全で長く良い状態を保つためには
1. 長期使用を十分に考慮して、可能な限りよい状態を作ること
2. 定期的な点検/整備/メインテナンス
がとても重要です。
歯やお口と全身の健康を長く良い状態で保っていくためには、細菌感染のコントロールと咬み合わせ/歯にかかる力のバランスをコントロールすることが課題となります。
お口の機能は生活機能 -木を見て森を見ず- 藤沢駅から江ノ電で鵠沼駅へ あらやしき歯科医院
あなたは、毎年のように歯で悩まされながら徐々に歯を失って食べるものに不自由する生活を送りたいですか?
それとも、歯の心配をすることなくずっとおいしく何でも食べられる生活にしたいですか?
むし歯で歯に穴が開いたり、歯を失ってしまったら、その欠損の大きさに合わせてさまざまな方法で機能回復に努めます。小さな詰め物から総入れ歯まで、材料や方法は多種多様です。
歯科治療では“かみ合わせ”が重要な要素になります。歯にかかる力のバランスが悪いと歯が壊れたり、顎の関節に影響が出たり、平衡感覚や全身のバランスを失うこともあります。病気の原因や良好な予後に関連しますので、ただ「無くなったところを補えばよい」というものではありません。
歯科領域は、摂食・咀嚼・嚥下だけでなく、発音・構音・会話や呼吸、審美性・感情表現などのコミュニケーションに関する要素、脳への刺激・ストレス発散・力の発生…など、多くの機能と結びついています。
1本の歯を一所懸命に治療することは、もちろん大事です。しかし、1本の歯は、これらの機能を構成する1つのパーツにすぎないのです。全体の機能やバランスを見て局所の修復を行うことが重要です。
では、物理的な力によって歯を失ってしまうことを防ぎ、安定した状態を長く保つにはどうすれば良いでしょうか?
あごの運動と歯の位置関係のバランスを確認する必要があります。
頭の基準をとってあごの動きを再現する装置にお口の模型をつけます。そうすると“あごの閉じたい位置”と“歯の噛みたい位置”のズレや“前歯と奥歯の役割分担”がどうなっているか?などいろいろなことが診てとれます。かみ合わせに関する十分な診査・診断を行って初めて、治療計画が立案できるのです。
ずっと歯医者に通っているのに、毎度行き当たりばったりの部分的な治療で、一時は良くなったように感じても、年を追うごとにお口の状況が悪くなってしまう。そのような経験をしていませんか?
歯科治療を成功させ長持ちさせるには“細菌感染の除去”と“いかにして歯にかかる力をコントロールするか?”が重要です。
そのためには、十分な診査が欠かせません。
お口の機能は『生活機能』です。単なる歯の数合わせではなく、顎口腔系が持つ運動や機能などの全体のバランスを考えた治療が大切です。
歯科医院は『問題点を明確化し、集中的に治療して、再治療の無いように予防していく』ために利用しましょう!
それとも、歯の心配をすることなくずっとおいしく何でも食べられる生活にしたいですか?
むし歯で歯に穴が開いたり、歯を失ってしまったら、その欠損の大きさに合わせてさまざまな方法で機能回復に努めます。小さな詰め物から総入れ歯まで、材料や方法は多種多様です。
歯科治療では“かみ合わせ”が重要な要素になります。歯にかかる力のバランスが悪いと歯が壊れたり、顎の関節に影響が出たり、平衡感覚や全身のバランスを失うこともあります。病気の原因や良好な予後に関連しますので、ただ「無くなったところを補えばよい」というものではありません。
歯科領域は、摂食・咀嚼・嚥下だけでなく、発音・構音・会話や呼吸、審美性・感情表現などのコミュニケーションに関する要素、脳への刺激・ストレス発散・力の発生…など、多くの機能と結びついています。
1本の歯を一所懸命に治療することは、もちろん大事です。しかし、1本の歯は、これらの機能を構成する1つのパーツにすぎないのです。全体の機能やバランスを見て局所の修復を行うことが重要です。
では、物理的な力によって歯を失ってしまうことを防ぎ、安定した状態を長く保つにはどうすれば良いでしょうか?
あごの運動と歯の位置関係のバランスを確認する必要があります。
頭の基準をとってあごの動きを再現する装置にお口の模型をつけます。そうすると“あごの閉じたい位置”と“歯の噛みたい位置”のズレや“前歯と奥歯の役割分担”がどうなっているか?などいろいろなことが診てとれます。かみ合わせに関する十分な診査・診断を行って初めて、治療計画が立案できるのです。
ずっと歯医者に通っているのに、毎度行き当たりばったりの部分的な治療で、一時は良くなったように感じても、年を追うごとにお口の状況が悪くなってしまう。そのような経験をしていませんか?
歯科治療を成功させ長持ちさせるには“細菌感染の除去”と“いかにして歯にかかる力をコントロールするか?”が重要です。
そのためには、十分な診査が欠かせません。
お口の機能は『生活機能』です。単なる歯の数合わせではなく、顎口腔系が持つ運動や機能などの全体のバランスを考えた治療が大切です。
歯科医院は『問題点を明確化し、集中的に治療して、再治療の無いように予防していく』ために利用しましょう!
顎関節症の診断と治療 神奈川 藤沢 オクルージョンのあらやしき歯科医院
(日本ではあまり知られていませんが)顎関節症の診断治療は、ドイツのチュービンゲン大学のヴィリー・シュルテ教授によって確立・システム化されています。ヨーロッパでは、ドイツのマールブルグ大学のLotzmann教授やオーストリア/ウィーンのSlavicek教授などの多くの歯科医師が、咬み合わせからのアプローチで顎関節症を治療しています。
当院では、かみ合わせの安定と筋機能療法を基本としたシュルテ教授の顎関節症の治療方針に則った治療に取り組んでいます。
もちろん顎関節症の原因はかみ合わせだけとは限りません。咬み合わせに関する詳細な診査を行い、まずは歯科医院・歯科医療で対応可能かどうか?原因が歯科領域にあれば、どこが原因でどのような治療が行えるか?ということを診断し、皆様お一人おひとりに合わせた治療計画を立てることが必要です。
・口を開くたびに違和感がある
・口が開かない・開きにくい
・顎に痛みがある
・顎・耳の前から音が鳴る
・顎に違和感があるが、どこに行けばいいのか分からずに放置してしまっている
なにか思い当たることがあれば、いつでもご相談ください。
当院では、かみ合わせの安定と筋機能療法を基本としたシュルテ教授の顎関節症の治療方針に則った治療に取り組んでいます。
もちろん顎関節症の原因はかみ合わせだけとは限りません。咬み合わせに関する詳細な診査を行い、まずは歯科医院・歯科医療で対応可能かどうか?原因が歯科領域にあれば、どこが原因でどのような治療が行えるか?ということを診断し、皆様お一人おひとりに合わせた治療計画を立てることが必要です。
・口を開くたびに違和感がある
・口が開かない・開きにくい
・顎に痛みがある
・顎・耳の前から音が鳴る
・顎に違和感があるが、どこに行けばいいのか分からずに放置してしまっている
なにか思い当たることがあれば、いつでもご相談ください。
クラスプ義歯とは? なぜバネ式の入れ歯ではダメなのか? 残念な日本の部分入れ歯事情 藤沢 片瀬 あらやしき歯科医院
クラスプとは、部分入れ歯と残っている歯をつなぎとめてお口の中に維持するための装置です。強靭で弾性に富む金属線で支台歯の歯冠をとりまき、緊密に適合させた環であって、その一部は歯頸部寄りのアンダーカット域にはいり、括約力と摩擦抵抗によって脱離や動揺に抵抗し維持力を発揮します。
しかし、クラスプを掛けた自分の残っている歯を引き抜いてしまう作用があるので、他の国では既に使用されていない方法です。
Zahnärztliche Prothetik. 歯科補綴学
ドイツのKiel大学のKarlheinz Körber教授が著した1975年に出版された補綴学の教科書です。補綴学は、歯に被せる冠や入れ歯についての学問です。この教科書は、日本でも1982年に訳書が出されています。
この“歯科補綴学”の教科書の中には、クラスプ義歯がいかにダメな入れ歯なのか?静力学的にも動力学的にも長期間安定して機能を維持できないだけでなく、鉤歯(残っている自分の歯)を引き抜いてダメにしてしまう。ということを様々なシェーマを用いて詳しく解説しています。
簡単にまとめると、クラスプと呼ばれる入れ歯のバネは、歯を引き抜いてしまう作用が生じます。
このように、40年以上も前に、すでにクラスプの入れ歯は否定されているのです。そして、ドイツの大学ではクラスプの義歯は教えていません。
しかし、日本では、未だに保険の入れ歯はクラスプの義歯しか作れません。大学教育でも、他の国では既に用いられていないダメな方法しか教えていません。なので、自費診療・保険外の入れ歯でもクラスプの入れ歯しか知らないし作れない歯科医師や歯科技工士がほとんどです(ノンクラスプデンチャーはノンメタルクラスプであって、本質的にはクラスプ義歯です。磁性アタッチメントは磁力という新しいマイクロトラウマによって歯をダメにします)。
ドイツでは、残っている自分の歯がダメになってしまうことが無いように、長期間安定して機能が発揮されるように、という発想でテレスコープ義歯が開発されて、現在も用いられているのです。
義歯は、残っている自分の歯を守って長期間安定して使用できること。歯を失ってしまう前に近いくらいなんでも良く噛めること。が重要です。
クラスプ式の入れ歯では、なんだか上手にしゃべれない、思い切り笑ったら外れちゃうかも、あれもこれも食べられない。
家族団らん、会食、旅行、歌などの楽しみなこと、やりたいことがたくさんあるはずなのに、いつも不安で躊躇してしまう。心から楽しめない。あきらめてしまう。
そんな悲しい残念な経験をしていませんか?
よく噛んで、明るい笑顔で、楽しくおしゃべりする!
健康的で楽しい暮らしは、義歯でも築くことが可能です。
当院はドイツ式の入れ歯「テレスコープシステム」で、そんな本来のあなたの姿を取り戻すサポートをいたします。
しかし、クラスプを掛けた自分の残っている歯を引き抜いてしまう作用があるので、他の国では既に使用されていない方法です。
Zahnärztliche Prothetik. 歯科補綴学
ドイツのKiel大学のKarlheinz Körber教授が著した1975年に出版された補綴学の教科書です。補綴学は、歯に被せる冠や入れ歯についての学問です。この教科書は、日本でも1982年に訳書が出されています。
この“歯科補綴学”の教科書の中には、クラスプ義歯がいかにダメな入れ歯なのか?静力学的にも動力学的にも長期間安定して機能を維持できないだけでなく、鉤歯(残っている自分の歯)を引き抜いてダメにしてしまう。ということを様々なシェーマを用いて詳しく解説しています。
簡単にまとめると、クラスプと呼ばれる入れ歯のバネは、歯を引き抜いてしまう作用が生じます。
このように、40年以上も前に、すでにクラスプの入れ歯は否定されているのです。そして、ドイツの大学ではクラスプの義歯は教えていません。
しかし、日本では、未だに保険の入れ歯はクラスプの義歯しか作れません。大学教育でも、他の国では既に用いられていないダメな方法しか教えていません。なので、自費診療・保険外の入れ歯でもクラスプの入れ歯しか知らないし作れない歯科医師や歯科技工士がほとんどです(ノンクラスプデンチャーはノンメタルクラスプであって、本質的にはクラスプ義歯です。磁性アタッチメントは磁力という新しいマイクロトラウマによって歯をダメにします)。
ドイツでは、残っている自分の歯がダメになってしまうことが無いように、長期間安定して機能が発揮されるように、という発想でテレスコープ義歯が開発されて、現在も用いられているのです。
義歯は、残っている自分の歯を守って長期間安定して使用できること。歯を失ってしまう前に近いくらいなんでも良く噛めること。が重要です。
クラスプ式の入れ歯では、なんだか上手にしゃべれない、思い切り笑ったら外れちゃうかも、あれもこれも食べられない。
家族団らん、会食、旅行、歌などの楽しみなこと、やりたいことがたくさんあるはずなのに、いつも不安で躊躇してしまう。心から楽しめない。あきらめてしまう。
そんな悲しい残念な経験をしていませんか?
よく噛んで、明るい笑顔で、楽しくおしゃべりする!
健康的で楽しい暮らしは、義歯でも築くことが可能です。
当院はドイツ式の入れ歯「テレスコープシステム」で、そんな本来のあなたの姿を取り戻すサポートをいたします。
ドイツ式の入れ歯 テレスコープシステム 良く噛める入れ歯 神奈川県藤沢市片瀬 あらやしき歯科医院
世界中でも入れ歯の技術が最も進んでいるといわれるドイツで伝統的に使われている部分入れ歯。ドイツ人の気質そのものとも思える、合理的で堅固、質実剛健で精度の高いとても優れた入れ歯。それが「テレスコープ」です。
歯科先進国ドイツでは、ほとんどの入れ歯治療に「テレスコープシステム」で対応しています。テレスコープの入れ歯は1886年に始まり120年以上の歴史を持ち、その間ずっと改良・進化を続けてきました。特定の歯に負担をかけることなく入れ歯を固定できる、非常に精密で歴史のある入れ歯として世界的に信頼されています。
非常に精密な二重冠構造で、はめ込み式の装置を使った入れ歯です。質の高い、長持ちする治療を求めるドイツで生まれた入れ歯なので、基本的には、一度作ったら新たに作り直すことなく、お口の中の経年変化に合わせて修理・修正しながらずっと使用することができます。ドイツには「わが家は安物を買うほどお金持ちではない」という格言があるといいます。「質」のいいものは費用が高いけど長持ちし、新しく同様のものを何回か買い換えることを考えれば返って「安くつくのだ!」ということです。良い物を選んで買って、長く使うのがドイツ人の生き方となっています。
テレスコープシステムにはいくつもの種類がありますが、リーゲルテレスコープ・コーヌステレスコープ・レジリエンツテレスコープの3つの方法でほとんどすべての症例に対応することが可能です。
テレスコープシステムにはいくつもの種類がありますが、リーゲルテレスコープ・コーヌステレスコープ・レジリエンツテレスコープの3つの方法でほとんどすべての症例に対応することが可能です。
歯科から予防するタンパク質低栄養とサルコペニア肥満 ー歯科医療が健康寿命を延伸させるー あらやしき歯科医院
何でも噛める状態と嚥下機能は、全身の健康を保つうえで、最も重要なポイントとなります。
実は、栄養不足・低栄養は、誰にでも起こる可能性があるんです!
低栄養には「カロリー低栄養」と「たんぱく質低栄養」があります。
カロリー低栄養は、飢餓状態です。低血糖になるとグルコースセンサーが「食べなさい」という信号を出すので、食べ物があふれる日本では起こりにくい栄養失調です。
たんぱく質低栄養は、咀嚼力や嚥下機能が低下することで起こります。先進国の栄養失調は「たんぱく質不足」のことです。
たんぱく質低栄養になると、
・ 赤血球を作る材料の減少:貧血
・ 筋肉や骨の減少に伴う運動機能の低下:転倒→骨折/ロコモ・疲れやすい
・ タンパク質不足による皮膚の異常:浮腫・褥瘡
・ 免疫力の低下による感染症:肺炎・結核・日和見感染
さらには、
・ 体力低下の悪循環による疾病の悪化
・ 血管を作る材料が少ないことによる脳出血のリスク上昇
・ 生活自立度の低下に伴う要介護の必要性上昇
などが起こり、快適で当たり前の日常生活をおびやかします。
タンパク質は、筋肉、内臓や骨などの身体をつくり、維持するうえで欠かせない栄養素です。
咀嚼力・嚥下機能と栄養摂取
歯が痛い・歯の本数が減ってしまった・入れ歯が合わない…という状態だと、食品多様性が低下します。噛めない・食べられない食品が増えて、噛まずに飲み込める柔らかい食品ばかり食べるようになってしまいます。
最も手軽に摂取できる柔らかい食品は炭水化物です。炭水化物過多になって、タンパク質が不足します。炭水化物は単なるエネルギーで、タンパク質、脂質、ビタミンやミネラルのような欠乏症はありません。成長期の子供は多量のエネルギー多量の炭水化物が必要ですが、大人はタンパク質と脂質を中心に1日の必要エネルギーを摂取し、不足した分を炭水化物で補うのが基本です。
うどんやおかゆは咬まずに飲めます。噛めない・食が細くなったと言って、おにぎりや菓子パン、うどんやスパゲッティ、マッシュしたポテトやおかゆ、ばっかりを食べていては、まずいことになります。エネルギーは過剰摂取して太っている(メタボ)。だけど、たんぱく質低栄養で栄養失調状態(サルコペニア肥満)。ということになってしまいます。
「サルコペニア肥満」は、サルコペニアのみ、または肥満のみの状態と比べて生活習慣病と運動器疾患リスクが高いことが明らかとなっています(高血圧リスク:男性1.7倍、女性2.3倍・低体力リスク:男性3.0倍、女性5.9倍高い)。ロコモティブシンドロームや要介護になってから何かに取り組み始めたのでは遅すぎると思います。
歯が悪い・歯が少ない状態や口腔周囲筋の衰えによる嚥下機能の低下は、先進国の栄養失調を招き、QOL(クオリティ オブ ライフ)が著しく低下します。
健康で快適な当たり前の生活を維持するためには、
・ そもそも歯を失わないように、歯科治療を受けて予防歯科を継続する
・ 歯を失ってしまったら、何でも噛めるしっかりとした入れ歯を作って食品多様性を増加させる
・ 口腔周囲筋のトレーニングを継続して、嚥下機能を向上・維持させる
ということを日常的に意識することが、本当に重要です!
全身の健康を増進・向上及び維持していくためには、歯科医療/口腔保健リテラシーが最重要です!
年齢とともに一日に必要とされるエネルギー量は減少しますが、筋肉量や骨量を保ち、健康を維持するためには、高齢者でも多くの栄養素を必要としています。
20歳と70歳の一日の栄養所要量を比較すると、一日に必要とされる総エネルギー量は減少しますが、タンパク質は筋肉(内臓を含む)や骨量を保ち健康を維持するために、同量を必要とします。
年齢とともに主食は減らし、主菜は若い時と同様に口にする必要があるのです。
実は、栄養不足・低栄養は、誰にでも起こる可能性があるんです!
低栄養には「カロリー低栄養」と「たんぱく質低栄養」があります。
カロリー低栄養は、飢餓状態です。低血糖になるとグルコースセンサーが「食べなさい」という信号を出すので、食べ物があふれる日本では起こりにくい栄養失調です。
たんぱく質低栄養は、咀嚼力や嚥下機能が低下することで起こります。先進国の栄養失調は「たんぱく質不足」のことです。
たんぱく質低栄養になると、
・ 赤血球を作る材料の減少:貧血
・ 筋肉や骨の減少に伴う運動機能の低下:転倒→骨折/ロコモ・疲れやすい
・ タンパク質不足による皮膚の異常:浮腫・褥瘡
・ 免疫力の低下による感染症:肺炎・結核・日和見感染
さらには、
・ 体力低下の悪循環による疾病の悪化
・ 血管を作る材料が少ないことによる脳出血のリスク上昇
・ 生活自立度の低下に伴う要介護の必要性上昇
などが起こり、快適で当たり前の日常生活をおびやかします。
タンパク質は、筋肉、内臓や骨などの身体をつくり、維持するうえで欠かせない栄養素です。
咀嚼力・嚥下機能と栄養摂取
歯が痛い・歯の本数が減ってしまった・入れ歯が合わない…という状態だと、食品多様性が低下します。噛めない・食べられない食品が増えて、噛まずに飲み込める柔らかい食品ばかり食べるようになってしまいます。
最も手軽に摂取できる柔らかい食品は炭水化物です。炭水化物過多になって、タンパク質が不足します。炭水化物は単なるエネルギーで、タンパク質、脂質、ビタミンやミネラルのような欠乏症はありません。成長期の子供は多量のエネルギー多量の炭水化物が必要ですが、大人はタンパク質と脂質を中心に1日の必要エネルギーを摂取し、不足した分を炭水化物で補うのが基本です。
うどんやおかゆは咬まずに飲めます。噛めない・食が細くなったと言って、おにぎりや菓子パン、うどんやスパゲッティ、マッシュしたポテトやおかゆ、ばっかりを食べていては、まずいことになります。エネルギーは過剰摂取して太っている(メタボ)。だけど、たんぱく質低栄養で栄養失調状態(サルコペニア肥満)。ということになってしまいます。
「サルコペニア肥満」は、サルコペニアのみ、または肥満のみの状態と比べて生活習慣病と運動器疾患リスクが高いことが明らかとなっています(高血圧リスク:男性1.7倍、女性2.3倍・低体力リスク:男性3.0倍、女性5.9倍高い)。ロコモティブシンドロームや要介護になってから何かに取り組み始めたのでは遅すぎると思います。
歯が悪い・歯が少ない状態や口腔周囲筋の衰えによる嚥下機能の低下は、先進国の栄養失調を招き、QOL(クオリティ オブ ライフ)が著しく低下します。
健康で快適な当たり前の生活を維持するためには、
・ そもそも歯を失わないように、歯科治療を受けて予防歯科を継続する
・ 歯を失ってしまったら、何でも噛めるしっかりとした入れ歯を作って食品多様性を増加させる
・ 口腔周囲筋のトレーニングを継続して、嚥下機能を向上・維持させる
ということを日常的に意識することが、本当に重要です!
全身の健康を増進・向上及び維持していくためには、歯科医療/口腔保健リテラシーが最重要です!
年齢とともに一日に必要とされるエネルギー量は減少しますが、筋肉量や骨量を保ち、健康を維持するためには、高齢者でも多くの栄養素を必要としています。
20歳と70歳の一日の栄養所要量を比較すると、一日に必要とされる総エネルギー量は減少しますが、タンパク質は筋肉(内臓を含む)や骨量を保ち健康を維持するために、同量を必要とします。
年齢とともに主食は減らし、主菜は若い時と同様に口にする必要があるのです。
ピッタリとした入れ歯 -口腔周囲筋と義歯の安定- 神奈川 入れ歯専門歯科医院
入れ歯の維持と安定には、顎堤だけでなく、周囲の筋肉の支えが重要です。
頬側では頬筋、前方では口唇、舌側からは舌、の筋肉の力が入れ歯を維持・安定させるのです。
口腔周囲の筋肉が衰えてくると、入れ歯が安定しにくくなってきます。
入れ歯を安定させるためには、口腔周囲筋の筋力アップが欠かせません。
口腔周囲筋は、入れ歯のサポートと共に、審美性や顔貌に影響します。
歯が無くなり、適切な入れ歯を使用しないと、顔の下半分が短くなり、唇が奥に引っ込み、口の周りがしわしわになって、いかにも年齢を感じさせる顔貌になります。
元々、歯があった位置に歯を並べて、口腔周囲筋のサポートを受けられるような入れ歯は、若かりし頃、歯があった時のように、口元をふっくらさせてしわがとれて若々しくなります。
そのように、入れ歯に筋肉のサポートを与えるには、吸収してなくなってしまった顎の骨を義歯で大きく覆う必要があります。義歯周囲の軟組織や筋肉まで、型取りする技術が必要です。
適切な口腔周囲筋トレーニングと適切な入れ歯で、ピタッと安定したしっかり噛める状態と若かりし頃の顔貌を取り戻しましょう!
頬側では頬筋、前方では口唇、舌側からは舌、の筋肉の力が入れ歯を維持・安定させるのです。
口腔周囲の筋肉が衰えてくると、入れ歯が安定しにくくなってきます。
入れ歯を安定させるためには、口腔周囲筋の筋力アップが欠かせません。
ラビリントレーナーは口腔周囲筋の筋力アップトレーニングを効率よくおこないます
口腔周囲筋は、入れ歯のサポートと共に、審美性や顔貌に影響します。
歯が無くなり、適切な入れ歯を使用しないと、顔の下半分が短くなり、唇が奥に引っ込み、口の周りがしわしわになって、いかにも年齢を感じさせる顔貌になります。
元々、歯があった位置に歯を並べて、口腔周囲筋のサポートを受けられるような入れ歯は、若かりし頃、歯があった時のように、口元をふっくらさせてしわがとれて若々しくなります。
そのように、入れ歯に筋肉のサポートを与えるには、吸収してなくなってしまった顎の骨を義歯で大きく覆う必要があります。義歯周囲の軟組織や筋肉まで、型取りする技術が必要です。
適切な口腔周囲筋トレーニングと適切な入れ歯で、ピタッと安定したしっかり噛める状態と若かりし頃の顔貌を取り戻しましょう!
口呼吸 -鼻呼吸で健康な毎日を送ろう-
口腔周囲筋が衰えると、舌圧低下・口輪筋の筋力低下によって口呼吸になりやすくなります。呼吸の仕方は健康に
大きな影響を与えます。
鼻から入った空気は鼻腔で汚れを取り除かれ、適度な温度に調整され、適度な湿度を与えられて気管から肺へと送られます。鼻には、空気を適切に処理(異物除去・加温・加湿)して肺を保護する機能があるのです。
口は空気を処理する機能を持たないので、口から入った空気は汚れていて乾燥したまま肺に送られてしまいます。
唾液の乾燥、口腔内の乾燥と体内に取り込まれる酸素量の低下や空気の質の低下によってさまざまな症状が発生します。
・ 口腔乾燥
・ 外来細菌の侵入
・ 歯肉炎、虫歯、口臭、口内炎
・ 肺炎、風邪、咽頭炎、気管支炎咳、
・ いびき、無呼吸症候群
・ 声が出ない、かすれ声になる、発音障害
・ 免疫力低下、高血圧、腎臓疾患、喘息、鼻炎、アトピー
・ 顎関節症、首や肩こり、猫背、腰痛
Etc...
高齢者は、トレーニングしなければ、筋力が低下して自然に口呼吸になっていってしまいます。若年者でも、「風邪ひきやすい」「風邪や咳が治りにくい」「歯並びが悪い」・・・という人は口呼吸になっている可能性が高いでしょう。
悩みが深刻になる前にトレーニング習慣を築きましょう。
大きな影響を与えます。
鼻から入った空気は鼻腔で汚れを取り除かれ、適度な温度に調整され、適度な湿度を与えられて気管から肺へと送られます。鼻には、空気を適切に処理(異物除去・加温・加湿)して肺を保護する機能があるのです。
口は空気を処理する機能を持たないので、口から入った空気は汚れていて乾燥したまま肺に送られてしまいます。
―鼻呼吸は口呼吸の3倍良質な酸素を取り入れることができる!と言われていますー
口呼吸になると、唾液の乾燥、口腔内の乾燥と体内に取り込まれる酸素量の低下や空気の質の低下によってさまざまな症状が発生します。
・ 口腔乾燥
・ 外来細菌の侵入
・ 歯肉炎、虫歯、口臭、口内炎
・ 肺炎、風邪、咽頭炎、気管支炎咳、
・ いびき、無呼吸症候群
・ 声が出ない、かすれ声になる、発音障害
・ 免疫力低下、高血圧、腎臓疾患、喘息、鼻炎、アトピー
・ 顎関節症、首や肩こり、猫背、腰痛
Etc...
ラビリントレーナーは、様々な症状の改善や予防にとても効果的です!
肺機能/最大換気量は、80歳で30歳の40%に低下します
ラビリントレーナーは
- MFT 筋機能療法のための訓練器具で口腔の不良習癖(舌突出癖、開口、発音障害)を改善させます
- 鼻呼吸と嚥下を同時に訓練できる効果的なトレーニング器具です
- 口腔周囲筋の筋力アップトレーニングを効率よくおこないます
高齢者は、トレーニングしなければ、筋力が低下して自然に口呼吸になっていってしまいます。若年者でも、「風邪ひきやすい」「風邪や咳が治りにくい」「歯並びが悪い」・・・という人は口呼吸になっている可能性が高いでしょう。
悩みが深刻になる前にトレーニング習慣を築きましょう。
歯の治療 -千里の道も一歩から- 予防歯科 神奈川 藤沢 あらやしき歯科医院
『歯が痛い!』・『歯ぐきが腫れた!』・『歯がグラグラする!』急いで歯医者に行かなくちゃ!
むし歯(う蝕症)や歯ぐきの炎症(歯周病)は、原因となるある特定の細菌が感染することによって起こります。急性期と慢性期を繰り返しながら悪化していきます。
痛みや腫れは、細菌感染に続いて起こる炎症反応の徴候の1つです。急性期の症状といえます。
まずは、痛みや腫れなどの炎症による症状を緩和しなければなりません。“対症療法”です。
対症療法で症状が治まったからといって、病気の原因は解決していません。
続いて、病気の原因にアプローチする“原因療法”を行わなければなりません。
目先の不快な症状を消失させる“対症療法”は、短期間でわかりやすいと思います。
しかし、むし歯や歯周病は、基本的に慢性疾患で、自覚症状がないまま進行してしまいます(Silent disease)。
細菌感染除去を目的とした口腔環境改善のための“原因療法”は、地味で長期間になりがちです。
病気の発病や進行具合は、“細菌因子”“環境因子”“生体因子”のバランスによって成り立ち、各個人によってさまざまです。しっかりと治療し健康を取り戻すには、時として、根気と努力が必要となります。
むし歯や歯周病は、自然には治りません(慢性期になって自覚症状が薄れるだけ)。
治療で大事なのは、今更ながら、早期発見・早期治療です。
できるだけ簡単な治療と小さな努力で健康を取り戻しましょう。
その後「予防」が効果を発揮します。
生涯にわたって、大切な歯を守っていきましょう。
むし歯(う蝕症)や歯ぐきの炎症(歯周病)は、原因となるある特定の細菌が感染することによって起こります。急性期と慢性期を繰り返しながら悪化していきます。
痛みや腫れは、細菌感染に続いて起こる炎症反応の徴候の1つです。急性期の症状といえます。
まずは、痛みや腫れなどの炎症による症状を緩和しなければなりません。“対症療法”です。
対症療法で症状が治まったからといって、病気の原因は解決していません。
続いて、病気の原因にアプローチする“原因療法”を行わなければなりません。
目先の不快な症状を消失させる“対症療法”は、短期間でわかりやすいと思います。
しかし、むし歯や歯周病は、基本的に慢性疾患で、自覚症状がないまま進行してしまいます(Silent disease)。
細菌感染除去を目的とした口腔環境改善のための“原因療法”は、地味で長期間になりがちです。
病気の発病や進行具合は、“細菌因子”“環境因子”“生体因子”のバランスによって成り立ち、各個人によってさまざまです。しっかりと治療し健康を取り戻すには、時として、根気と努力が必要となります。
むし歯や歯周病は、自然には治りません(慢性期になって自覚症状が薄れるだけ)。
治療で大事なのは、今更ながら、早期発見・早期治療です。
できるだけ簡単な治療と小さな努力で健康を取り戻しましょう。
その後「予防」が効果を発揮します。
生涯にわたって、大切な歯を守っていきましょう。
本当の口腔リハビリ -介護とラビリントレーナー-
まだまだ世の中の認知度が低く、介護現場での評価も低く、歯科医師自体もその真の価値に気付いていない状況ですが・・・ラビリントレーナーによる口腔リハビリ・口腔周囲筋機能訓練は、人生の喜びを取り戻す奇跡の扉を開くカギとなる可能性を持っています。
介護予防に重要なディコンディショニニングの改善に有効な運動療法として、ちょっとしたコツを習得し、あきらめないで継続することが重要です。
摂食・咀嚼・嚥下
むせてしまう、飲み込みにくい、食べこぼす・・・誤嚥や窒息を起こしてしまうかもしれない。だからといって全面介助下の食物摂取でも、自分のペースで食べられないので、さらに誤嚥や窒息の可能性が高くなってしまいます。いくら気をつけていても、いくら周りで人が見ていても、いつ事故が起こってもおかしくない状況です。また、経管栄養で口から食物を摂取しなくなっても、口腔内細菌は増殖し続けますし、口腔周囲筋の衰えによる唾液の不顕性誤嚥の確率が高くなり、誤嚥性肺炎を引き起こす可能性は増加します。さらには、経管栄養・胃瘻になったとしても、消化管の入り口である口腔内の刺激がなければ、その先につながる胃や腸がきちんと機能しないことがわかっています。
口腔機能をリハビリで取り戻し、活力を取り戻してもらいましょう。積極的に事故の起こりにくい環境作りを目指しましょう。
その先の咀嚼機能を取り戻すには、設備の整った歯科医院でしっかりとした治療を受ける必要があります。
介護と歯科医師・歯科衛生士の役割
たとえ、経管栄養で口から食物を摂取しなくなっても、適切な口腔ケアがなされなければ、唾液分泌能力が低下して自浄作用が働かなくなっているお口の中の細菌が、どんどん増殖促進されます。口腔周囲筋が衰えていて、少量でも細菌たっぷりの唾液を誤嚥する確率が高くなり、誤嚥性肺炎を引き起こす可能性がとても高くなってしまいます。
口腔内のバイオフィルム感染症に対する正しい知識を有し、適切な処置ができることや顎口腔系の解剖学・生理学と効果的な口腔周囲筋機能訓練を指導できることがとても重要です。つまり、介護現場での歯科医師・歯科衛生士の活躍が不可欠となります。
ラビリントレーナーを使った口腔周囲筋機能訓練は「嚥下に重要な筋肉に効率よく必要な負荷を与えて嚥下機能の回復を促進すること・刺激唾液の分泌によって自浄作用を高めること」によって、誤嚥性肺炎を予防します。口からの食物摂取を楽しむことが、なによりホメオスタシスを安定的に保ち、QOLを高めるために大切です。
脳細胞の活性化
脳血管障害によって「片側に麻痺がおこってしまった」というケースで、発音・嚥下機能や手指の動きなどの著しい改善が見られることがあります。
脳出血や脳こうそくなどの脳血管障害は、手足の運動障害・感覚障害・言語障害・咀嚼、嚥下障害・顔面麻痺などの症状が現れますが、発現した部位に問題があるのではなく、脳のそれらを司る部位に問題が生じているのです。発現した症状の原因は、あくまで脳なのです。
一般的にリハビリ訓練は、麻痺した末梢部(手や足)を動かして脳の活性化・機能回復を図ります。しかし、麻痺した手や足を動かすのは大変な苦痛や努力が必要な割に脳に入力される信号はとても弱いのです(末梢神経から脊髄神経への刺激がほとんどで、中枢神経への刺激は少ない)。
脳細胞を活性化するには、中枢神経に直接刺激を入力することが理想的な方法です。首から上の筋肉は、脳神経の直接支配を受けています。特に、表情筋・舌骨上筋群(脳神経 Ⅴ,Ⅶ,Ⅸ-Ⅻ)を鍛えることは、脳幹から大脳へと直接的な刺激が効率よく中枢へ伝わり、麻痺した機能を効率よく回復する可能性があります。
健常者でも年齢とともに脳の機能は低下していきます。幅広い年代の誰もが口腔周囲筋をトレーニングして脳の活性化をはかることができます。
・介護予防と口腔周囲筋機能訓練
むせてしまう、飲み込みにくい、食べこぼす。といった現象に悩まされていませんか?介護予防に重要なディコンディショニニングの改善に有効な運動療法として、ちょっとしたコツを習得し、あきらめないで継続することが重要です。
摂食・咀嚼・嚥下
むせてしまう、飲み込みにくい、食べこぼす・・・誤嚥や窒息を起こしてしまうかもしれない。だからといって全面介助下の食物摂取でも、自分のペースで食べられないので、さらに誤嚥や窒息の可能性が高くなってしまいます。いくら気をつけていても、いくら周りで人が見ていても、いつ事故が起こってもおかしくない状況です。また、経管栄養で口から食物を摂取しなくなっても、口腔内細菌は増殖し続けますし、口腔周囲筋の衰えによる唾液の不顕性誤嚥の確率が高くなり、誤嚥性肺炎を引き起こす可能性は増加します。さらには、経管栄養・胃瘻になったとしても、消化管の入り口である口腔内の刺激がなければ、その先につながる胃や腸がきちんと機能しないことがわかっています。
口腔機能をリハビリで取り戻し、活力を取り戻してもらいましょう。積極的に事故の起こりにくい環境作りを目指しましょう。
その先の咀嚼機能を取り戻すには、設備の整った歯科医院でしっかりとした治療を受ける必要があります。
介護と歯科医師・歯科衛生士の役割
たとえ、経管栄養で口から食物を摂取しなくなっても、適切な口腔ケアがなされなければ、唾液分泌能力が低下して自浄作用が働かなくなっているお口の中の細菌が、どんどん増殖促進されます。口腔周囲筋が衰えていて、少量でも細菌たっぷりの唾液を誤嚥する確率が高くなり、誤嚥性肺炎を引き起こす可能性がとても高くなってしまいます。
口腔内のバイオフィルム感染症に対する正しい知識を有し、適切な処置ができることや顎口腔系の解剖学・生理学と効果的な口腔周囲筋機能訓練を指導できることがとても重要です。つまり、介護現場での歯科医師・歯科衛生士の活躍が不可欠となります。
ラビリントレーナーを使った口腔周囲筋機能訓練は「嚥下に重要な筋肉に効率よく必要な負荷を与えて嚥下機能の回復を促進すること・刺激唾液の分泌によって自浄作用を高めること」によって、誤嚥性肺炎を予防します。口からの食物摂取を楽しむことが、なによりホメオスタシスを安定的に保ち、QOLを高めるために大切です。
脳細胞の活性化
脳血管障害によって「片側に麻痺がおこってしまった」というケースで、発音・嚥下機能や手指の動きなどの著しい改善が見られることがあります。
脳出血や脳こうそくなどの脳血管障害は、手足の運動障害・感覚障害・言語障害・咀嚼、嚥下障害・顔面麻痺などの症状が現れますが、発現した部位に問題があるのではなく、脳のそれらを司る部位に問題が生じているのです。発現した症状の原因は、あくまで脳なのです。
一般的にリハビリ訓練は、麻痺した末梢部(手や足)を動かして脳の活性化・機能回復を図ります。しかし、麻痺した手や足を動かすのは大変な苦痛や努力が必要な割に脳に入力される信号はとても弱いのです(末梢神経から脊髄神経への刺激がほとんどで、中枢神経への刺激は少ない)。
脳細胞を活性化するには、中枢神経に直接刺激を入力することが理想的な方法です。首から上の筋肉は、脳神経の直接支配を受けています。特に、表情筋・舌骨上筋群(脳神経 Ⅴ,Ⅶ,Ⅸ-Ⅻ)を鍛えることは、脳幹から大脳へと直接的な刺激が効率よく中枢へ伝わり、麻痺した機能を効率よく回復する可能性があります。
健常者でも年齢とともに脳の機能は低下していきます。幅広い年代の誰もが口腔周囲筋をトレーニングして脳の活性化をはかることができます。
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